12:Nside ページ12
．
．
．
風呂からあがると櫻井がいなくて
まさかと思いながらも寝室を覗いてみたら
そのまさかだった
寝るなよ、アホ
「おーい」
そう言いながら櫻井のほっぺを
突っついてみても起きる気配が全くない
今日こそは、って思ったんだけど
やっぱいつもと変わらなかったな
いや、変わらないってのは大事なことだけど
それ以前に付き合ってるんだから
何かしらの変化がないと不安になる
キスだけじゃ物足りなくなってるのは
薄々気づいてるし
たぶんそれは、こいつも同じ。
一線を越えたいけど
その一歩が踏み出せない
俺に関しては今までそういう事してきた経験とか
全然ないから分からないけど
櫻井は中学校の頃遊んでたって言ってた女と
たぶん体の関係があった
いや、たぶんというか絶対あったな
あまりそういう事は考えたくないけど
どうしても考えてしまう
こんな風に寝顔見せてたのかなとか
こんな風に一緒のベッドで...
うわー、何か今の俺すげぇ女々しいじゃん
重すぎだろ..
「二宮、心の声漏れてるよ」
は？
「え、ちょ、え？どこから声にだしてた？つか櫻井いつから起きてた？」
「だいぶ前から起きてたよ、ほっぺつんつんしたとこぐらいから」
最初からじゃねぇか
何でそこで起きないんだよ
「ちなみに、キスだけじゃ物足りなくなってるってとこから声にだしてたよ」
寝転がってニコッと笑いながら
そう言った櫻井はどこか嬉しそうに見えた
錯覚であってほしいけどたぶん錯覚じゃない
「二宮、こっちおいで」
「..俺、今日リビングで寝る」
「なに？意識してんの？」
「そりゃするだろ、あんな言葉声にだしてたなら尚更..」
「俺としては、してもいいんだけど？」
そう言って俺を見てくる櫻井は
妙に色気があってドキっとした
「ていうか、したい。二宮としたい」
「欲求不満かよ」
「二宮だって同じなのに？」
..否めない
「今日じゃなくてもいいけど、とりあえず1人で寝るのは寂しいからいつもみたいに同じベッドで2人で寝よ？」
あ..さっきとは違う目つきになってる
色っぽい目から一気に優しい目になった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 160人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
餡子(プロフ) - つーPさん» コメントありがとうございます！^ ^ そう言っていただけて嬉しいです！！期待に添えられるように頑張りますね！(^o^) (2014年11月10日 14時) (
レス) id: 00d9a0f715 (このIDを非表示/違反報告)
つーP - 続きがすごい気になりますー！更新期待してます(*￣∇￣)ノ (2014年11月10日 7時) (レス) id: 95f40a467c (このIDを非表示/違反報告)
餡子(プロフ) - 蒼翔 彩和さん» 何か、冷静に見てみるとバカしか和くん言ってないですね（笑）バカ櫻井って呼び方するのは1人だけなのでそこは大切にしたいなーと(^o^)！いやいや！逆にこっちがありがとうございますですよ！笑 (2014年11月1日 21時) (レス) id: 00d9a0f715 (このIDを非表示/違反報告)
蒼翔 彩和(プロフ) - ひゃぁー!!もー、和くんが、可愛くて可愛くて...( ´･ω･`)バカ櫻井...、がもう、とってもツボです(笑)ありがとうございます!!← (2014年11月1日 16時) (レス) id: 4211315a55 (このIDを非表示/違反報告)
餡子(プロフ) - 和沙さん» 初めまして！コメントありがとうございます！そう言っていただけて光栄です（；＿；）！！作者としても期待に添えられるような小説にしていきたいと思いますので頑張ります！！ (2014年10月28日 15時) (レス) id: 00d9a0f715 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みなおご | 作成日時：2014年10月13日 10時
