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使用者が否定したことで、彼らはポカーンと鳩が豆鉄砲食らったような顔でリズを見た。
「そうなん? 大先生助けた時から思っとったけどクッソ便利そうやんあれ」
「う〜ん……まぁ便利であることに変わりないのは確かなんだけど…色々とコントロールが難しいから」
「えっマジ? あんなに使いこなしとったのに」
シャオロンが驚くのも無理もなく、今まで見てきたリズの家系能力の使いこなし具合は、他の悪魔から見ても一目置くものだった。
「ワープしながら魔法出てた時とかあったやん」
「体調と集中力が最高じゃないと複雑なことはできないのよ。コンディションが悪いと行きたい場所より少しズレることだってあるし、それで最悪打ちどころが悪くて怪我するなんてこともザラだと思うんだよね」
リズがそんなことを言うとは思わず、シャオロン、トントン、ゾムは珍しいものを見る目でボールでバスケのドリブルした後、サッカーのリフティングに切り替えたリズを見つめた。
「(あんなにポンポン
シャオロンはボールを使ってゾムとトントンに次々と凄技を披露していくリズを見ながら、そんなことを考えていた。
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作者名:真夜 | 作成日時:2023年7月15日 10時