最強だよ！エンダーガールちゃん！Ⅲ (ページ9)

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「おいバカふざけっ…!!」

　シャオロンは慌てて爆弾を振り払おうとするが、肝心の爆弾はどこにもついてない。

「ヒャヒャヒャ!! 嘘で〜〜〜す!!」
「何やねんゾム！お前アスレ師団入るんじゃ…」
「いや〜アスレチックも楽しかったけどやっぱりオレは…我々師団に入りたいなって！」

　なんと、ゾムはアスレチック師団の勧誘を断ったらしい。ニカッと笑いながらリズに近づいて、面と向かって口を開いた。

「リズと一緒がええ！オレ、リズのこと大事にしたいから！」
「──えっ」
「なっ……はァァァァ!? 何言うてんのお前!?」

　得意げな顔でニッコニコ笑うゾムと、それに騒ぎ出すシャオロン。二人を宥めようとアワアワするチーノの三人の傍らで、事実上告白をされたリズは顔を赤くしたまま固まって動かない。そしてそこへ現れる男が一人。

「盛り上がっているところ申し訳ないが……俺はまだ諦めてねえぞゾム〜〜〜〜〜」

　網を持って走ってくるラッダァを見て、シャオロン達は一目散に逃げ出した。途中シャオロンがリズを抱きかかえ、チーノはドジって転んだ。

「やっぱあの先生怖ェ〜〜〜〜!!」

　ボンベ・ゾム。我々師団入団決定！

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