最強だよ！エンダーガールちゃん！Ⅲ (ページ6)

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ゾムの居場所ページ6

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「おい、すごいぞあの1年生！ラッダァ先生を追い抜かした!!」
「アスレチック師団でラッダァ先生に勝てるやつ1人もいないのに！」
「とんでもない才能だなこりゃ…！」

　モニターに映し出されるゾムを見て、師団員が次々と褒めたたえ、興奮し、評価していく。
　映像に映るゾムの表情は、とても楽しそうだった。

「めちゃくちゃ楽し〜〜〜!!」

　当の本人もこの通りとても楽しんでいる。

「こんなおもろい遊び場があるなんて悪魔学校最高やな!!入学して良かった…!!」
「そりゃ〜良かったな」

　音沙汰もなく背後に現れたラッダァがゾムの尻尾を掴んだ。

「あっラッダァ先生チッスチッス!!」
「さっきはよくもやってくれたなゾム〜。教師にナメた態度とると…痛い目見るぞ!!」
「あ゙ーーーーッ!?」

　「やっべ」なんて顔して取り繕っても意味無く今度はゾムが落とされた。

「もーこっからよ。ラッダァの本領ってやつ。今度はもう追い越されな……」

　落ちた川から起き上がったゾムを振り返って見ると──

「………オイオイオイ。障害物増やしてんじゃねーぞオメーよ〜〜〜!!」
「いやいや何言ってんすか。いっぱい遊べて楽しいでしょ」
「……」

　ニコーっと笑って爆弾を作っている姿が目に映った。障害物増やすなと怒っていたラッダァだったが、ゾムにああ言われて一瞬静かになった。

「──そうだな。楽しいな」

　───そう。悪魔は、面白いものが大好き

　気に入ったものに対しては、タガが外れる

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