最強だよ！エンダーガールちゃん！Ⅲ (ページ5)

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「放せや俺まで落ちるやろ！ちょっまてまてアカンてコレホンマ…あっ」

「あーあー…」

　チーノ、シャオロン。早くもコース脱落。二人して落ちていく様子を前方からラッダァ、そして呆れたような声を後方から見ていたリズがあげた。

「おうおう張り合いねえな我々師団さんよぉ」

　ここぞとばかりに煽りよる。そもそもあの二人には注目もしていなかったらしいが。

「(ゾム…も来てないか？どっかで落ちたかな。ウワサじゃ1年にしては相当な手練って聞いてたけど…まあでも階位(ランク)「1(アレフ)」だしな。俺の見込み違いだったか…？)……！？」
「ラッダァせんせ〜〜〜〜、遊ぼうぜ〜〜〜？」

　ラッダァの思考タイムもここで終わり。背後…というより真下から忍び寄ってきたゾムの尻尾に足を取られ、下に落とされてしまった。言葉の通り真っ逆さま。

「…………こいつ〜〜〜〜!!」

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　一方……早々に落ちたチーノとシャオロンの様子といえば。

「……ほらチーノ、掴まってええからせめてここまでがんばれ」

　先輩が後輩に介護されながら崖を登るまるで登山クエストのようなものに挑戦していた。

　……そこ、趣旨が変わっているとか言わない。