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───と、言うワケで…どうもみなさ((
四人でアスレチックに挑戦することになった。
初めシャオロンはリズのそばに居ようと思ったのだが、リズに「一緒に遊んで来なよ」と言われ、シャオロンも三人と一緒にアスレチックをすることにしたのだ。
「僕かシャオさんが勝ったらゾムさんは我々師団に入ってもらいます！その代わりラッダァ先生が勝ったら……」
「あーそういうのいいから」
「え？」
勝負事ではよくある決まり文句を一刀両断して取り消す。提案者のチーノは面食らった顔と声でラッダァを二度見した。
「まさかお前ら、このアスレチック師団顧問の俺に……」
スタートの合図を知らせるように、レースに繋がるゲートが開く。
「本気で勝てると思ってんのか〜〜〜〜〜〜？？」
そしてその直後には、ラッダァの姿はアスレチックのレース場にあった。
家系能力を使ったわけでもない。よく観察してみると影が残っている。高速で次から次のコースへ移動しているのだ。
「は…速ええええ！！」
これにはゾムもシャオロンも開いた口が塞がらない。ラッダァが颯爽とアスレチックをこなしていく様を見て、リズはその視界に映る姿を見逃すことなくしっかりと目に焼き付けた。
「(凄い速い。これゾム勝てるのかな)」
ラッダァを見ていたその視線は、今度は未だスタート地点にいるゾム達に向いた。
「なんやあの動き!!」
「やるなぁあの先生!!オレもいくぜフーーーン!!」
「これ落ちたらやばいよなぁ…」
ゾムはラッダァに続いてアスレチックを始めた。シャオロンはと言うと、落ちた場合のことを考えているようだが…
「…まあでも関係あらへんな！運動神経やったら俺だって負けへんわ!!俺を無視したこと後悔させてや──…」
さてここで問題です。先程まで意気揚々とゾム争奪のためにやる気を出していたチーノはどこへ行ったのでしょう。
───正解は
「たすけて…」
「チーノボケコラァ!!」
シャオロンのしっぽを掴んで、宙ぶらりんとなっていましたとさ☆
今日の運勢アイテム
ショッピの寝袋
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作者名：真夜 | 作成日時：2023年7月24日 6時
