最強だよ！エンダーガールちゃん！Ⅲ (ページ21)

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　１Ｄのクラスのみんながザワザワしている。こうなった原因はある二人の悪魔の仕業で、その悪魔とはもうお分かりの通り。

「シャオロンお主めちゃくちゃ注目されてるでござるな」
「まあまあ俺のカリスマ？オーラってやつ？そういう大先生こそ遠巻きに女子からキャーキャー言われること増えたんちゃうか」
「フッ…これもお主と厳粛に高め合った成果でござるな…さあそろそろ行くでござる」
「おう。俺たちの進化はこれからだぜ───…！」

　デルキラ様が俺たちにもっと輝けと囁いている───

　暴走の果てに風変わりした彼らの姿はもはや以前の面影など全くなく、残っているのは………なんだろうか。承認欲求だけだろうか。顔だけは少しはシャオロン、ウツの面影が残っているもんだと思っていたんだが、予想以上に変貌していたよ。

「恥ずかしいからやめてェーッ!!」
「ぷっ……はははははは!!!」

　ついにゾムは発狂した。そしてついにリズが大爆笑した。腹を抱えて晴れ晴れしい笑顔で爽快な笑い声を上げている。

「いややお前らの隣歩きたくない！あっち行って!!」
「は？何言っとんねん。これぞ悪魔学校の最先端ファッションやぞ」
「もう少しセンスを磨いたらどうでござるか？」
「ええ……オレがおかしいんか……!?」
「っ〜〜ふ、ふふっ…いや、正、常…だよ…っ〜くくっ…」

　二人が恰(あたか)もそっちの方がおかしいと言うような口振りで話すもんだから、ゾムは自分の方が異常なのでは？と自身を疑い始めた。それはないとゾムを安心させたいリズであるが、完全にツボに入ってしまったせいで笑いから抜け出せなくなった。おかげであまり説得力がない。