来るもの拒まず去るもの許さず ページ15
(タイトルすげーなこれ)
前回のあらすじ。
1年生争奪戦での新規団員獲得に意気込んでいたショッピとチーノ。ところが加入済みの1年生たちが逆に勧誘されてしまい!?
「あのクソ後輩ども…」
「引き止めに行こう!!今ならまだ間に合う!!」
「せやな。あいつらチョロいしもう一度騙すだけや。なんとしても連れ戻すぞ」
全ては自分たちの快適師団ライフのために───。
まずは処刑玉砲師団に勧誘されたシャオロンの様子を見に来た２年生ズ。
「いくぜ必殺!!」
「!! 速すぎて球が見えなグボーーッ！？」
消える魔球。シャオロンが思い切り投げたボールは豪速で相手の顔面に命中した。
「おおお!!すごいなキミ!!見かけによらずいい肩してるねぇ!!」
「まあまあ余裕ですよ！地元じゃ俺「スポーツ王」って呼ばれてたんで！」
チヤホヤされまくってとてもご満悦。この状態のシャオロンを連れ戻すのはかなり無理がある。
「まずい…完全に懐柔されとる！」
「シャオさん…ひどいよ…僕たち、ふわふわの下で約束したじゃないですか！これからも一緒に活動しようって…」
思わず物陰から飛び出してシャオロンの元へ向かおうとするチーノ。そんな彼の元に、かなりの勢いでボールが向かってくる。
「避けろチーノ!!」
「(しまった!!絶体絶命……だが俺にはウツ兄といっしょにDDRで鍛えた──)華麗なステップがあヴォフッ!!」
避けられずに当たってしまったチーノ。どうやらチーノにはまだあのステップは早かったようだ。
「あんなマネできんの大先生くらいやから…！」
「ん？なんか今聞き覚えのある声がしたような…」
ちなみに言うとシャオロンはチーノ達に気づいていなかったらしい。
「シャオさんはいったん後回しや！先に大先生の方行くぞ…！」
今日の運勢アイテム
ショッピの寝袋
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作者名：真夜 | 作成日時：2023年7月24日 6時
