第8話 ページ8
入学式を終え、桜の花も散りかけた頃。今日からいよいよ本格的な授業だ〜!
ふわふわした気持ちは、楽しみ半分。不安半分。今日の一限はホームルーム。私たちの担任は、高杉蒼太先生で、副担任は、瀬戸口あかり先生。
人見知りの私から見ても、2人とも気さくで話しかけやすそう。今すぐ話しかけられるかは別として。
あ、もうすぐ始業の時間だ。2人の先生が丁度教室へと入ってきた。簡単に出席を確認し、高杉先生がホームルームの本題を切り出す。
「我が校では一年生の最初に伝統行事、クラス対抗『
「でぃあぶろっさむ?」
「クラス対抗で執事長、メイド長を決める行事なの。勝ったクラスから1名ずつ、執事長とメイド長を選出する。フィオーレでの成績は一年の成績に大きく影響するから皆参加してもらいます」
「執事長、メイド長は、みんなをまとめて引っ張っていく存在になる。少ない人数だからこそ、みんなで切磋琢磨してお互い成長していこうな!」
メイド長…?! 私には絶対無理…!
その後の説明によると、クラス対抗の内容はその年によって違うようだ。去年は、お料理対決に、お掃除対決とかあったみたい。私、お料理苦手なのに…!
「面白そうじゃん。やってやる!」
と篠原くんが先陣を切ると、みんながそれに答える。綾さんが目をキラリと光らせた。
「やるからには勝たせてもらわなくてはなりませんね」
「俺は俺に出来ることを精一杯やります!みんなで頑張りましょう!」
「皆さん、やる気十分ですね。俺は出来る限りサポートしますよ。ね、皆本さん」
二番目は如月くんで、その次が幡川くん。
「うん……!」
入学そうそうの大行事!クラスのみんなで乗り越えるぞ!
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