魔法使いに百合の花を。 (ページ7)

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第7話ページ7

入学式も無事終え、みんなで教室へ戻る。私のクラスはClass Lだ。

クラスメイトは私を入れて5名と少ない。最初の授業では早速自己紹介をすることになった。

「如月黎緯です。まだ分からないことも多いですが、立派な執事になりたいです。
よろしくお願いします！」

出席番号1番の如月黎緯くん。寮で一番初めに会った子だ。同じクラスで嬉しいな。

「俺は篠原麻斗だ。適当にアーサーとか呼んでくれたら嬉しい。趣味はゲームとか、まあ色々。よろしく｣

次は、出席番号2番の篠原麻斗くん。明るくて、このクラスのムードメーカーになりそう。

「白石綾です。よろしくお願いします。」

3番目は私と相部屋の綾さん。必要最低限の自己紹介。クールビューティーな印象。

「俺は幡川裕一と申します。よろしくお願い致します」

4番目は、幡川裕一くん。礼儀正しくて背筋もスッとしていて格好いい。

出席番号、5番。いよいの私の番だ。人前で自己紹介なんてすごく緊張する中、おそるおそる椅子から立ち上がる。

大丈夫。

大丈夫だから。昨日寝る前に何回もシュミレーションしたから。

「皆本凪です…！お部屋のお掃除や、お洗濯は一応、得意……だと思ってます。よろしくお願いします」