皇女様と遊ぼう ページ5
「セラフィーナさん、かるたで遊んでみませんか?」
年末年始はかるたです。
今日はジェリーダ皇国の皆さんを誘ってみました。すると、皆さん「かるた」が気になるのか何人か集まって来てくれました。
「カルタ……とは何なのでしょう?わたくしも是非やってみたいです!」
「……セラがやるなら、僕もやろうかな」
「ふむ、では私も」
セラフィーナさん、ルカさん、マクシムさん、それから私の四人でやることに。
「では、私が読み札を読み上げます。絵札には最初の一文字と、内容に応じた絵が描いてありますから、素早く取ってください」
「ふむ……それで、札が全部取られたとき、一番取った枚数の多い者が勝ち、と」
「そうです。では、いきますよ」
では一枚目から。
「いきますよ……最寄り駅まで徒歩五年」
「『も』ですね!ええと……も……も……」
「こちらにありましたぞ!」
「ありがとう、マクシムおじさま!……これですね!」
「……手伝ってはいけないのでは……」
気を取り直して、次にいきましょう。
「では次……スポンジボブ、ズボンはしかく」
「今度は『す』ですね!」
「……あ、これだね。……というか、何なの、この絵?」
「ニエンテさんが用意してくれたかるたなので、私が選んだ訳ではありません」
そうして、どんどん札は取られていき……
「あっ、今ので最後でしたね」
「じゃあ、枚数数えようか」
結果はセラフィーナさん25枚、ルカさん20枚。
「……マクシムさん、見つけた札を全部セラに譲ってたんだ……」
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作者名:キューブ | 作者ホームページ:
作成日時:2018年12月15日 11時