検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:1,566 hit

平凡かもしれない日常 ページ2

この塔には変わった人がたくさんいます。
まぁ、私がジェムを使って召喚してきたんですが。

彼らは皆、オルディア大陸という地――二十世紀初頭のヨーロッパや東アジアにも似た世界の人なので、たぶん向こうも私が変わった人に見えていると思います。
この塔で私のすることとは。


「さて、今日も歴史の観測を始めましょうか」


私はゆっくりと歴史書の表紙を開きました。
すると、周囲が光に包まれて……


目の前に現れるのはうっそうとした森。
そして襲い来る獣たち。


「皆さん、やっておしまいなさい」


「行きます!」
「まあ……やってみるよ」
「俺の力を見せてやる!」
「HAHA!やってやるぜ!」
「良いデータが採れそうだ」


歴史書の中で獣や兵士をボコりながら、色々な人々の生き様を観察する。
正直、どういうことなのかよく分かりませんでしたがもう慣れました。


「オラァ!」

「遠慮は無用のようだね」


「おー、皆さん強いですね」


私はまぁ、非戦闘要員といいますか、指揮官とでもいいましょうか。
適宜指示を出すのが役目です。


「……これで終わりだ!」


と、そうこうしている間に戦闘は終わったようです。



「お疲れ様です。では、虹の進化石があと十個手に入るまで、周回がんばりましょう」


「あ、あの……毎回思うのですが、何故こうも連戦させるのですか?」


「APを使い切るまでは戦って貰います。たとえ女王でも」


「そ、そんな……」


これが観測者のお仕事です。
やってみませんか?

幸せのホットドリンク→←はじめに


ラッキーアイテム

ベレッタ99


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (3 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:キューブ | 作者ホームページ:   
作成日時:2018年12月15日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。