城田真昼に拾われたマギ【マギ×サーヴァンプ】 (ページ39)

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クロ「おらCM明けだそ。クイズの答えは」

ベルキアをゆらゆら揺らしながら問いかける...命令する

ベル「あァ～～やめてよォゆらさないでよォ帽子取れちゃうよォ～～」

ぐちぐち言いながらもどうやら話してくれるようなので、クロは揺らすのをやめる

ベル「椿がキミを嫌う理由はァ...もォわかってるでしょォ？」

え、椿...？

どこか客観的に見ていたAだが、急に自分もその額縁の中の事実に引きずりこまれた気がした

ベル「キミがこのクイズに答えられないってことが答えだよォ？」

そう言われたクロは、よく分からず首を傾げる

クロ「そもそもオレは“椿”なんて知らねー...」

ベル「そう。キミは“椿”を『知らない』んだ。

かわいそうな椿

かわいそうな椿

だァれも椿を知らないの～

だから椿は殺したがってる

兄弟も人間も社会も世界も

椿を知らない全部は死んじゃえ★」

連呼される“椿”

...たまたま、同じ名前なだけだ

そんな人が呑気にカフェに来ないでしょ

クロ「知らねーもんは知らねーよ。めんどくせー...」

すると突然、大きな音をたてて真昼とクロを繋いでいた鎖が消えた

同時に黒い爪も消えたようで、ベルキアが地に落ちる

真昼「鎖が...消えたのか」

べちゃりと潰れているクロに、Aが話しかける

あ「...大丈夫なの？」

クロ「大丈夫じゃねーーー...あーーー明日絶対筋肉痛だー...めんどくせー...」

真昼「筋肉痛とかあんのかよ...しっかりしろ吸血鬼」

あ「...ポテチとカップラーメン買ってきたよ」

クロ「マジで？」

さっと起き上がるクロ。お前も食べ物で釣れるタイプか。

帰ろうと思って真昼を振り返った彼女。しかし真昼は寝ていて...

あ「え...」

途端にとてつもない眠気が襲ってきた

あ「クロごめん...」

クロ「に゛ゃっ」

クロの膝に頭突きをかまして、寝てしまった