城田真昼に拾われたマギ【マギ×サーヴァンプ】 (ページ36)

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あ「今日もありがとうございました～、お疲れ様でした！」

店長「はーい、お疲れー」

あの後、椿とは世間話しをし、帰っていった

なんだか上機嫌だったな...と思い返す

閉店後も本来の仕事以外にも色々働いていると、既に空は茜色に染まっていた

クロのご飯買わなきゃ...そのために、スーパーへと足を運んでいたが、

電話の着信音がなった

真昼からだ

あ「もしも((」

真昼「A！仕事終わった！？」

声を遮ってまでの勢いに少々驚く

あ「うん、終わったよ」

真昼「ならすぐ家に戻ってくれ！あのー、えっと...あーー！！なんか説明しにくいからとりあえず早く！」

あ「う、うん...わかった」

プツリと切れた電話

...なんだったんだ？

＊

あ「ただいまー」

真昼「A！」

あ「どうしたのそんな焦って...」

真昼「く、クロが！人間に！てか吸血鬼！」

あ「は？」

クロ...昨日拾ってきた猫でしょ？

それに吸血鬼って...

.........あ、ジェジェさんと同じタイプ...？

靴を脱いですぐリビングに入る

クロ「あ」

あ「...わお」

クロがAに気付いてから間が開いて苦笑いするA

そしてそのまま彼の近くに寄っていき...ものすごく近くまで寄った。

少し身動ぎするクロ

真昼「え...A...？」

クロ「...おい」

パッと顔を上げる彼女

あ「うっわークロの匂いする！クロじゃん！うっわ！笑えなーい！」

そう言いながらも、あっはははっと乾いた笑いをする彼女

真昼「に、匂い...」

あ「あーなるほど。だから猫缶嫌だったのか。気付かなくてごめんね～？」

先程の笑いは何処へ...普通に話しかけるA

クロ「え、ああ、おう...」

あ「吸血鬼かー...あれ」

クロ「...どうした？」

あ「...サーヴァンプ...？」

真昼「え！？」

クロ「知ってんのか？」

あ「あっ」

自分の匂いをかんでも正気だから、聞いてみたが...なんだか口を滑らせてしまったようになってしまった

あ「あのー...知り合いから聞いた話で...」

真昼「し、知り合い？」

あ「うん知り合い」

真昼「えぇぇぇぇ...」

真昼の知らないところで話が進んでいる...

クロ「...なら話が早い。めんどくせーから吸血とかしたくないけど、できるだけ俺に近付くなよ」

あ「...どのくらいなら大丈夫なの？」

クロ「...さっきくらいはギリギリ我慢できる」

あ「わかった」

真昼「つ、ついていけない...」