城田真昼に拾われたマギ【マギ×サーヴァンプ】 (ページ35)

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#34 本編入りましたねぇ～ページ35

＊

翌日

あ「真昼ー！急げ急げ！」

真昼「あー今日は試作品作るからエプロンも...！」

あ「ほらお弁当！」

真昼「ありがとう！いってきまーす！」

あ「いってらっしゃーい！気をつけてね！」

はーい、という返事がかすかに聞こえた

あ「ふぅ...朝からバタバタしちゃってごめんね～」

しゃがんでクロをなでる彼女

真昼がバタバタした理由はクロなのだが

猫缶まで買ってきていて、真昼の準備のよさに驚いたのが昨日。クロに構っていて寝るのが遅くなった

そして今朝。寝坊したのに猫缶も開けて、忘れ物もしかけた

走ればギリギリ間に合うくらいかなーと思いながら立ち上がり、食器を片付け始めた

＊

あ「クロー、猫缶嫌なの？」

掃除も終わり、出勤しようとしていた。

しかし、開けられていた猫缶に手がつけられていないことに気付いた

あ「食欲ないー？」

「にゃー」

困ったな...うーん、と顎に手を添える

食べないと栄養つかないし、痩せちゃうよ...

確か最近はペースト状の餌など、色々な種類があったはずだ。帰りにそれを買おうか

とりあえず牛乳を皿に入れ、出してやった

あ「それじゃ、お留守番しててね」

ぺちゃぺちゃと牛乳を飲み始めたのを見届けて、家を出た

＊

カランカラン

カフェの扉が開いた

あ「いらっしゃいませー...あ、椿さん！今日も来てくださったんですね！」

椿「うん。椿スペシャル、よろしくね」

あ「かしこまりました」

閉店間際に来たため、他の客は数人しかいなかった

あ「おまたせいたしました...」

椿「ありがとう」

あ「もうお店暇なので、前いいですか？」

椿「もちろん」

今日もおいしいね、とお褒めの言葉をいただけたところで、昨日の猫の話をした

あ「昨日猫が拾われてウチに来たんです！すっごく可愛くて！」

椿「...へぇ、猫？」

あ「はい。種類はわからないんですけどね...」

椿「Aちゃん、動物好きなの？」

あ「大好きです！だいたいはいけます！」

椿「...狐、とかは？」

あ「好きですよ～！化かされるとかなんとか言いますけど...かっこいいのと可愛いのを兼ね備えてますよね」

椿「あははっ、そう？」

あ「そうです」

椿「ありがとう」

あ「？はい」

なんのありがとうかはわからなかったが、彼も狐が好きだからだろう。と思っておいた