城田真昼に拾われたマギ【マギ×サーヴァンプ】 (ページ29)

今日:25 hit、昨日:0 hit、合計:65,405 hit

＃28 ページ29

御国「よかったら俺の店に遊びに来てね、対吸血鬼用のものも売ってるから」

あ「すごいですね...それは御国さんが作ってるんですか？」

御国「いーや。俺の店に居座ってる奴が作った。さっき言った、匂いを防ぐ方法もそいつにあたってみる」

あ「...わざわざありがとうございます」

今日いきなり会った人に、ここまで親切にしてくれて...

御国「いいよいいよ。俺が好きでやってんだからさ」

彼の笑顔に、自然と表情筋が緩む

御国「じゃ、もう遅いし...そろそろ帰ろっか」

あ「はい。今日は色々とありがとうございました！」

御国「いいって～」

.......私は会計でお世話になってしまう人なのだろうか...今回も奢られてしまった...

ガチャリと店のドアを開けるが、誰もその先へ進もうとしない

御国「ちょっとごめんね」

あ「わっ」

御国「ジェジェ」

御国さんに抱えられ、ジェジェさんに連れられて近くのビルの屋上へ上がった

...サーヴァンプは飛べるんだね！

ストンと優しく下ろされた

あ「...ありがとうございます」

Aに軽く微笑んでから話し出す

御国「やー、殺気が凄かったね。Aちゃんもあーゆーの、ちゃんとわかるんだね」

その通り。殺気がバーの前の道を満たしていたくらい

「前の世界で場数踏んでたの？」と追加で聞かれた

あ「...ばりばりの軍人で、戦争とか出てました。リアル一騎当千とかやったことあります」

ごめんなさい、小さい自慢ぶっこんじゃったたわ。許して

そもそも戦争って...引かれたかなーと思って御国を見上げたが、

御国「へぇ、頼りになるじゃん」

と、なんだか嬉しそうだった

御国「Aちゃんの家、近いんだよね？」

あ「はい」

御国「今日は帰れないかな～」

あ「...せっかく居候させていただいているのに、厄介事に付き合わせられませんもんね」

御国「話が早くて助かるよ。俺の店、くる？」

あ「...お邪魔してもいいですか？」

御国「勿論」

あ「それじゃあ、お言葉に甘えて」