城田真昼に拾われたマギ【マギ×サーヴァンプ】 (ページ27)

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＃26 ページ27

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バーのような所に入った

Aが店員に変な目で見られたのは、童顔だからだろう...実際未成年だし。

人形を大事そうにテーブルの上に置いてから、

「苦手な飲み物ある？」と聞かれて「いいえ」と言うと、ロイヤルミルクティーを２つと硬水を頼んだ。

...けっこう紳士やんな...

御国「自己紹介が遅くなったね、俺は有栖院御国。この子はアベルで、コイツはジェジェ」

あ「私はAです。早速ですが、吸血鬼って...」

御国「まー、そのまんまだよね。お話に出てくるような感じって思っていいんじゃない？」

あ「は、はい」

レームでそんな感じの書物を読んだような...

字の通り、血を飲む...見た目は人間っぽくて、牙がある...

御国「んで、吸血鬼達のボスとも呼べる存在、真祖(サーヴァンプ)ってのが七人いてねー。ジェジェはその一人、嫉妬の真祖」

「ボス！？」と、驚きの視線がジェジェにいってしまう

御国「怠惰、傲慢、嫉妬、憤怒、強欲、暴食、色欲の七人兄弟。まーこいつらは、契約した主人(イブ)の血しか飲めないからねー。下僕の吸血鬼ってことで、サーヴァンプって呼ばれてる。

Aちゃんを襲ったのは、真祖から作られた、下位吸血鬼(サブクラス)なんだけどねー。あいつさ、８番目のサーヴァンプのサブクラスでさ」

あ「もう一人サーヴァンプっているんですか？」

御国「...憂鬱の吸血鬼。攻撃してくるサブクラスは全部そいつのだと思ってもいいよ」

あ「はい...」

そのサーヴァンプだけ攻撃的ってことなのかな...

御国「んで、Aちゃんが狙われた理由なんだけど...」

少し言葉を詰まらせた御国

御国「匂い...らしいんだよねぇ...」

ジェ「...とても甘い匂いだ」

「チョコとかじゃなくて、ですか？」

ジェ「...いや...恐らくは血の匂い。サブクラスくらいなら、正気でいられない者がでるくらい...美味しそうな匂いらしいね...」

え、えー...

あ「えっと、その匂いって...防ぐ方法ありますか...？」

御国「ない」

あ「うっ」

そ、即答だったよぉぉぉ

御国「まあまあ。今のところはって話」

あ「あてがあるんですか？」

御国「まあ、今までにないからね、こんなことは。なんとかなりそー？くらいに軽く期待しておいてね」

あ「はい...」