城田真昼に拾われたマギ【マギ×サーヴァンプ】 (ページ19)

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＃18 ページ19

ロウレスがふら～っと店に入っていく

...ちょっと、そこ高くないよね？大丈夫だよね？

と、思ったものの...

イイ感じの雰囲気のお店だけあって、綺麗なものも可愛いものもたくさんあった

ダイヤモンド...ダイヤモンドくらい知ってますよ、ええ。お高いですよね

...よく見ると、ほとんどがダイヤモンドだった

えええええええええ、声にならない叫びをあげてみるけど、やっぱヤバい。色々ヤバい

リーズナブルなものを探している私は悪くないはずだ

そして何故店員と話しちゃってんだロウレスぅぅぅぅぅ

なんか店員奥に行ったぞ、なんか持ってきたぞ、ちょ、あの、

カード出したぞ、え、カード？お支払のカード？

なんか袋持って戻ってきたぞ

ぅえ、買ったの？

店舗の外へと引っ張られ、近くのベンチに座らせられた

ロウ「...大丈夫っスよ、んな高くないっスから」

挙動不審な私を見てそう言ったロウレス

こわたん

あ「おいくらでしたか...？」

ロウ「えー、聞くんスか？」

あ「聞きます」

ロウ「...五万以下っスよ」

あ「申し訳ないけどありがとうございまぁす！」

そうだよ、ここでバカデカイ値段が出てこなかっただけ良いだろう、うん！

そして小さな箱を渡された

ロウ「ピンキーリングって言って、小指につけるものっスよー」

あ「開けていいの？」

ロウ「誰に買ったと思ってんスか」

あ「あざっす」

呆れたような顔で言われたよ、ええ

ゆっくり箱を開けると、小さめのダイヤモンドがいくつかついた、クロスになっているピンキーリングだった

あ「綺麗...」

早速右の小指につけてみると、思わずそんな言葉が漏れた

ロウ「...よかったっス」

ふわり

真っ白な雪が舞った中、

二人で笑い合った、1つの思い出