―第１２１話― 【それぞれ別の道へ…】 ページ30
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唐突すぎる大野からの爆弾発言。 周りはビックリして目を見開いていた。
「だからみんな私見えないんだって…」と何度言っても聞かない大野に対して向けた訳ではないが、そう一人で呟き大野たちから背を向けた。
智「！！ どこ、行くの？」
沙稀「えっ…、まさか永久いるの？！」
また余計な事を…
このままだと約束の時間に間に合わない…それと、"例のタイムリミット"も迫って来ている。
私はドアノブに手を添えて、背を向けたまま大野に言う。
永久「夜科Aを助けたければ、アンタの胸ポケットにささってあるヘアピンを使うといいわ。
夜科Aにまだ自我があれば、の話しだけどね。」
智「永久さんは…来ないの？」
永久「私は別仕事よ。 残念ながら、アンタみたいにゆっくりしてられないの」
智「そっか…」
声のトーン的に沈んでいる分かりやすい大野が可笑しくてクスリッと笑った。
私は背負っていたリュックの中から透明感のある丸い真珠みたいなモノを取り出して、大野に向けて投げた。
この空間では見えない私の手元から離れたモノは、本当に実在するモノとして現れ、いきなり現れた玉に大野以外が驚く。
大野は悠々キャッチすると、モノを見て首を傾げる。
智「これは…？」
その問いに、無意識に保健室にあるカレンダーを横目で見た。
１２月２４日…ちょうど、クリスマスイブ。
そして…""彼女""の誕生日前日。
永久「…私からのクリスマスプレゼント。
夜科Aが抱える《負》を一気に吸い込んでくれる優れモノ」
智「！？」
永久「私のお友達の試作品… 大丈夫、私のお友達は失敗しないヤツたくさんだから」
…後は、大野に任せるだけ。
私は溜め息を一つ零して、ガラッと扉を開けた。
後ろから大野や沙稀の声が聞こえるけど、聞こえないと言うことにしよう。
私は最後に、一人で呟いた。
永久「…メリークリスマス。」
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―第１２２話― 【小さな病院にて…】→←―第１２０話― 【お目覚め】
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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あずきいろ
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8
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西 - この方角に福があるはずです
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永月(プロフ) - リュナさん» コメントありがとうございます(*´ω｀*) い、一日で.....？(゜Д゜≡゜Д゜)← そう言っていただけると作者、舞い上がってしまいます←ｗｗｗ 更新頑張ります！ 待っていてください！ヽ(*´▽)ノ♪ (2013年1月6日 2時) (
レス) id: e8686f61a6 (このIDを非表示/違反報告)
永月(プロフ) - じょーさん» コメントありがとうございます(*^▽^) 一気に読んでしまいましたか！ 長ったらしくてすみませんｗ はい、更新頑張りますね！ 応援ありがとうございます(*´∇｀*) (2013年1月6日 2時) (レス) id: e8686f61a6 (このIDを非表示/違反報告)
永月(プロフ) - 和葉さん» ジングルベルと『クリスマス？なにそれおいしいの？』っていうナノさんアンさんのやつを交互に聞いていたわし( ＾∀＾)← 1000円だった......ゲーセン代がっ！！←← (2013年1月6日 2時) (レス) id: e8686f61a6 (このIDを非表示/違反報告)
永月(プロフ) - 和葉さん» 大丈夫！(｀・ω・)ノ クリスマス仕様のね、しかもｗｗｗ クロバナナのCD買っちゃったよなうぅーｗｗ←← 帰ったら聴くＺ← (2013年1月5日 15時) (レス) id: e8686f61a6 (このIDを非表示/違反報告)
永月(プロフ) - 和葉さん» コメント遅れたっ(＞ω＜;;;) イカサマ⇔カジノねぇぇ！ あれ、普通のも大っ好き！！(*^^*) あとさ、ジングルベル歌ってみたってやつ、萌えたね、店長に萌えたわ私←変態 (2013年1月4日 3時) (レス) id: e8686f61a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：永月 | 作成日時：2012年8月9日 20時
