―第１１０話― ページ19
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《ど……して………》
《……ぇし…て》
少しは聞こえるようになったが、まだ途切れ途切れの会話で全部は聞こえないでいた。
すると作者の永月が、
[聞こえない…]と呟き、パチンッと指を鳴らした。
その瞬間、場が凍るような感覚に陥る。
視線が冷たい……殺気を感じる。
その答えは、すぐ近くにあった。
《出してッ！
ここから出してぇぇぇ！！》
《私の…私の体を返してよぉぉぉ………》
永月[…この嘆きには数多くの感情が読み取れるわけだけど、
今アンタは思ったはずだよ。
その感情を一つにまとめて表すと………分かるかな？]
智「…まさか、《負》………！」
作者の問いに大野は心を読まれたと驚きながらも答える。
それに満足するようにニッコリ笑い、作者は頷く。
永月[《負》は人には見えないし…その感情を抱いてる本人さえも知らない感情。
見えるとしたら………ほら、あれさ。]
作者はおもむろに天井の黒い霧を指差した。
永月[あの黒い霧は《負》を意味する原型さ。]
智「黒い霧………っ
で、でもこの"彼女"からも…」
永月[…そうかもね。
でも"彼女"は放出してるんじゃない。
《負》を吸収しているのさ。]
智「きゅ………しゅう？」
永月[よく見てみな？]
次は懐中電灯を"彼女"に照らしてみる。
そこには、天井の黒いモヤ…霧を吸収している"彼女"の姿があった。
先程、大野は傷口や痣から黒いモヤが出ていた、と言ったが
暗くて判断が怠(おこた)ったのだろうか………？
それは違った。
"彼女"自身も《負》を背負っていたのだ。
その"彼女"の《負》と、鉄格子の奥―――牢獄にいる者たちの《負》が共鳴して、吸収を行っているみたいだ。
永月[ちなみに少年、《物語》を最後まで読んでみたかい？]
智「《物語》………？
って、少年って…;;;」
永月[覚えてろよコラァ]
智「Σす、すみません……」
無表情な上に冷たく言い放った作者の言葉に息が詰まる。
作者は呆れながらも、手を広げて精神を集中させた。
すると、手の平が光り出して四角いシルエットが出てくる。
そして、光り終わった後
作者の手に掴まれ、本体があらわになった。
永月[…《鍵の秘密》だよ。]
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- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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ラッキーアイテム
革ベルト
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あずきいろ
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8
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
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永月(プロフ) - リュナさん» コメントありがとうございます(*´ω｀*) い、一日で.....？(゜Д゜≡゜Д゜)← そう言っていただけると作者、舞い上がってしまいます←ｗｗｗ 更新頑張ります！ 待っていてください！ヽ(*´▽)ノ♪ (2013年1月6日 2時) (
レス) id: e8686f61a6 (このIDを非表示/違反報告)
永月(プロフ) - じょーさん» コメントありがとうございます(*^▽^) 一気に読んでしまいましたか！ 長ったらしくてすみませんｗ はい、更新頑張りますね！ 応援ありがとうございます(*´∇｀*) (2013年1月6日 2時) (レス) id: e8686f61a6 (このIDを非表示/違反報告)
永月(プロフ) - 和葉さん» ジングルベルと『クリスマス？なにそれおいしいの？』っていうナノさんアンさんのやつを交互に聞いていたわし( ＾∀＾)← 1000円だった......ゲーセン代がっ！！←← (2013年1月6日 2時) (レス) id: e8686f61a6 (このIDを非表示/違反報告)
永月(プロフ) - 和葉さん» 大丈夫！(｀・ω・)ノ クリスマス仕様のね、しかもｗｗｗ クロバナナのCD買っちゃったよなうぅーｗｗ←← 帰ったら聴くＺ← (2013年1月5日 15時) (レス) id: e8686f61a6 (このIDを非表示/違反報告)
永月(プロフ) - 和葉さん» コメント遅れたっ(＞ω＜;;;) イカサマ⇔カジノねぇぇ！ あれ、普通のも大っ好き！！(*^^*) あとさ、ジングルベル歌ってみたってやつ、萌えたね、店長に萌えたわ私←変態 (2013年1月4日 3時) (レス) id: e8686f61a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：永月 | 作成日時：2012年8月9日 20時
