最終話 ページ35
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｢今も司くんが好き？｣
突然、不二先輩が私の顔を覗き込んできた。
心臓がトクンと音を発てた。
｢好きですよ｣
そのままの気持ちを口にした。
彼を忘れることなんて有り得ない。
例え世界があの子を忘れていても、私だけは忘れない。
｢ずっとずっと、好きでいるわ｣
永遠に愛しているわ、司―
でも…
｢あの子への好きは、貴方への好きとは違う。
私はあの子を、かけ換えのない兄弟として愛していた。
いいえ、今でも愛しています｣
今は、素直になろう―
｢貴方のことは、
一人の異性として好きなんです。
司や従兄には感じたことの無いときめきを、
貴方には感じるんです。
これが恋なんでしょう？｣
恋なんてものは、必要無いと思っていた。
いや、私には出来ないと思っていたのだ。
｢司以外見れないと思っていました｣
私を庇うように死んでいったあの子を、ひたすら思い続けることしか出来なかった。
それほどに、あの子を愛していた。
弟として―
｢貴方が居てくれて良かったです。
私に光を与えてくれてありがとうございます。｣
赤の他人だった貴方を愛せて嬉しい―
願わくは―
｢これからもずっと、側にいて欲しいです｣
意地っ張りな私の、本当の気持ち―
どうかー
受け止めて―
｢頼まれなくても、ずっと側にいるよ。
君が僕を知る前から、僕はずっと君に恋してる｣
その話も、いつか聞かせて欲しいな―
｢大好きだよ、A｣
何十年経っても、貴方と居られますように―
fin.
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エル(プロフ) - Jokerさん» ありがとうございます！そう言ってもらえるととても嬉しいです( ´∀｀)更新頑張ります！ (2016年12月6日 22時) (
レス) id: 4de2819dbd (このIDを非表示/違反報告)
Joker(プロフ) - 面白いです、頑張ってください！ (2016年12月6日 17時) (レス) id: c017e395ea (このIDを非表示/違反報告)
エル(プロフ) - soraさん» ありがとうございます！頑張ります(*≧∀≦*) (2016年11月22日 12時) (レス) id: 4de2819dbd (このIDを非表示/違反報告)
sora - 続きが気になります！頑張ってください！ (2016年11月19日 10時) (レス) id: 7628f733c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エル | 作成日時：2016年11月17日 19時
