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双子だから【ララ・ナイファ】 ページ4

朝起きると、いつもとなりで寝ているルルはもういなかった。

いつもは一緒に学校に行っているが、今日は私が少し寝坊してしまったから、
先に行ったようだ。

私は、そんなことを思いながら、リビングに向かった。

リビングに行くと、いつもの席には母と父が座っていた。

「ララ、貴方顔が赤いわよ。熱があるんじゃない?」

母が言った。

私は、今日目覚めが悪かったのはそのせいか、と納得した。

「ほら、計って。」

そう言って手渡された体温計で計ると、案の定熱があった。

「学校には僕が連絡しておくよ。」

父は、私たちが通う学校の教師だ。

「ありがとう...。」

私は、少しかれている声でそう言って、
もう一度寝るために自分に部屋へ向かおうとした。




しかし、玄関のドアが開けられ、
何かが向かってくる気配に、私は足を止めた。

「ララ〜!大丈夫?!」

そう言って、私に抱きついてきたのは妹のルル。

「何で...?」

「う〜ん、何かそんな予感がしたから!」

「そっか、でも、そんなにくっつくとうつっちゃうから。
 ルルはもう学校にいって。」

「そんなこと言って〜。本当は寂しくてたまんないくせに。」

そう言うと、ルルは母の方を向いて言った。

「良いよね?」

母は、微笑んで頷いた。

「ほら、良いって!お父さん、私も休む!」

「分かった分かった。」

私の家では、いつもこうだ。

お互いに、どっちかが学校を休むときはもう一方も休む。

私も、ルルがいてくれると心強いし、
熱があるときは寂しくなってしまうのも事実。

それに、私もルルが熱を出したら必ずそばにいる。

私が何を言っても聞かないのだ、こういうときのルルは。

「ありがとう、ルル。」

「うん!」

私たちは、双子だからいつも一緒。

お互いが大切でお互いが必要。

産まれてから15年。

魔法使いと妖精のハーフだから、とからかわれたこともあったけど、
2人で乗り越えてきた。









双子であるルルの
かけがえのなさを改めて感じたある日の朝の出来事。

ぼくらしさ【シェル・フォスター】→←スイーツタイムは至福の時【クラウス・エドワード】



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設定タグ:本編 , 魔法使い、妖精 , 学園生活   
作品ジャンル:ファンタジー
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あかふく(プロフ) - お久しぶりです あかふく(はるかぜリンゴ)です この度占ツクでの活動を辞めさせて頂く事になりまして 勝手ながらわたしのパートを全て削除させて頂きます 本当にすみません (2020年10月11日 15時) (レス) id: c609ea125f (このIDを非表示/違反報告)
riiu(プロフ) - 更新しました。アビーさんとローレル・アルフォードさんをお借りしました (2019年12月12日 22時) (レス) id: d32ce14729 (このIDを非表示/違反報告)
riiu(プロフ) - 更新します。 (2019年12月12日 21時) (レス) id: d32ce14729 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 86(ハチロク)さん» 繋げてくださり、ありがとうございます! (2019年12月6日 16時) (レス) id: 6cdcbd2af6 (このIDを非表示/違反報告)
86(ハチロク)(プロフ) - 更新しました。モニカ・フィロレアさんとユキさんをお借りしました、違和感があったら教えてください。また、前話とそれとなく繋げてみました。 (2019年12月5日 21時) (レス) id: b1210a8af9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: x他5人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年11月2日 22時

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