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昨日の話し合い以降、チームの空気はより一層一体感を感じられるようになっていた。気持ちの問題もあったのか、昨日は揃わないなぁと思っていた足音も、今日は不思議と早い段階からかなりの精度で揃っている。
「ソウタくんとジュノンくんは、やりたい事は分かるんだけど、目が小さいから……」
レイちゃんの言葉選びが面白すぎて、ツボに入ったルイが私の膝をバシバシ叩く。決して悪口を言ったつもりはないんだろうけど、レイちゃんの言い方は その後のフォローの流れまで含めてじわじわ来た。
「レイちゃんとジュノンくん、午前中より格段に良くなってる。止まるとこ止められてるし、メリハリついた分、余裕に見えてる」
マナトくんの言葉に、うんうんと頷く。今日は朝練から、全体で合わせるのと同じくらい、個々にダンスを見せ合って指摘し合う時間を多くとっている。
朝練で私とマナトくんが指摘したメリハリのなさを、瞬時に修正してきた2人のポテンシャルには脱帽だ。
「ジュノンくんは、余裕が出た分もう少し楽しそうな感じ出したらいいかも」
表情の硬さが気になって指摘したら、「だよね」と苦笑いを浮かべるジュノンくん。「あ、でもジュノンくん不思議な色気あるから、普通にしてても目引くんですけどね」そう付け加えたら、彼は目を見開いた。
「なんて？」
「ミステリアスでいいですよね」
「………」
「……私はまた何か、変な事を言いましたか？」
固まってしまったジュノンくんから視線を逸らし、レオくんとマナトくんに助けを求める。不安げにキョロキョロした私に、レオくんがうんうんと頷きながら、
「俺もジュノンはミステリアスだと思う」
そう言ってくれて、よかった、変なこと言ってなかったとホッとする。
「ですよね。その色気が本当よくて…曲との相性はあると思うけど……色気全開の曲やってるところ見てみたいなぁ……」
思いを馳せて思わず呟く。いつかこの雰囲気に100%マッチした曲を聞いてみたい。
「………でもBe Freeでは？」
「もっと楽しそうにした方がいいですね」
「うわははっ！厳しいな！」
いや、それはソウタくんのフリが悪いって。
Be Freeではもう少し楽しそうにしてみたらきっと分かりやすく、ジュノンくんの声に乗せて感情が伝わると思うのだ。その事を丁寧にフォローしたら、ジュノンくんはやっと「わかった」と笑顔を見せてくれた。
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rinngo(プロフ) - 読んでて茨木市が出てて、近所で驚きました。みんな口調似てるしいつも日高さんの言葉が深く刺さってきます！まじでこの小説だ好きです！ (12月1日 12時) (
レス) @page22 id: 589479bc12 (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - 夢萌さん» こんにちは！いつもありがとうございます(^^) めちゃめちゃ嬉しい言葉！すっごい励みになります♡ 思いの外プライベートが忙しくなってしまって、マイペース更新ですが…ぜひこれからも楽しんでいっていただければと思います！ (2022年3月30日 0時) (レス) id: b25d4639e4 (このIDを非表示/違反報告)
夢萌(プロフ) - 更新ありがとうございます！！お気に入りにNewの文字があるだけでいつもよりわくわくとした一日になるほどにこの小説に惚れています…笑もうファンといってもいいほどにこの小説が大好きです！作者様のペースでこれからも更新頑張って頂きたいです^っ ̫ <^ (2022年3月29日 18時) (レス) @page19 id: e4933e1f9f (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - なあさん» なあさんこんにちは！楽しんでいただけて嬉しいです(^^) ちょっとずつマイペース更新になってしまっていますが汗 これからもよろしくお願いします！ (2022年3月28日 22時) (レス) id: b25d4639e4 (このIDを非表示/違反報告)
なあ(プロフ) - 思わず笑ってしまう面白い場面がちょこちょこあって、楽しんで読んでおります！みんなとてもかわいいです、素敵なお話いつもありがとうございます！ (2022年3月28日 17時) (レス) id: b86f0e9c1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白 | 作成日時：2022年3月21日 17時
