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DAY17





朝のランニングを終えたあと、私は真っ先にルイとジュノンくんの部屋に突入した。薄暗い部屋の中で「朝練行くよーっ!」と もっこり膨らんだ掛け布団を引っぺがす。

恨めしそうにこちらを見上げるつぶらな瞳。
3分の1で間違えた。ごめんリュウヘイ。




「いやあ、めちゃくちゃ笑った。リュウちゃんの顔」

「そんな酷かったん?」

「あれは怒ってたねぇ。ミヅキの土下座もおもろくて」

「やめてください」




朝練の準備をしながら、ニヤニヤとマナトくんが先程の話をしている。「怒ってるとこ想像できないな」とソウタくんが呟いて、その方が幸せですよ…と思ってしまう。

あの眼光…思い出しただけでも身震いしてしまう。条件反射で畳におでこを擦り付けた私に、我に帰ったリュウヘイは慌てて「頭あげてくださいミヅキさん!」なんて言ってたが、一瞬前の彼は完全に狂犬だった。眠れる獅子を呼び起こしてしまった気分である。













「聞いたよ。お前リュウヘイの寝込み襲ったんでしょ」

「それはリュウヘイがそう言ったの?あなたが湾曲して受け取ったの?」




朝ごはんの時間に舜斗にからかわれ、思わず白米を噛まずに飲み込んでしまった。食道の辺りにものが詰まる痛さに顔を顰めながら、Move Onチームの中でとんでもなく話が飛躍してそうな雰囲気を感じている。




「僕なんも言ってないですよ!」




焦ったようなリュウヘイの声が数人先の方から響いてきた。彼が話していないのなら一体誰が…と 辺りに視線を巡らせたら、すぐ隣のマナトくんが自分を指差している。
年上だけどあえて言わせて欲しい。おい貴様。




「よくもベラベラと、雲より軽い口ですね」

「え、そんな低い声出るのミヅキちゃん」

「マジになんなよ」




目の前で冷や汗をかくレオくんとは対照的に、悪びれもしないマナトくんは「リュウちゃんの布団に潜り込もうとしてたよって言っただけじゃん」とか言っている。最悪だ。ほとんど嘘。




「……もう、明日からはマナトくんがルイとジュノンくんを起こしてください」

「えーっ、俺ミヅキちゃんじゃないとやだ!ミヅキちゃんじゃないと起きれない…!」

「「お前は1人で起きろよ」」




不満げなルイの声に、舜斗とマナトくんの言葉が見事に重なった。ちょっと、そういうとこで正論かます前に ご自身の盛り癖どうにかしてくださいませんか。




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rinngo(プロフ) - 読んでて茨木市が出てて、近所で驚きました。みんな口調似てるしいつも日高さんの言葉が深く刺さってきます!まじでこの小説だ好きです! (12月1日 12時) (レス) @page22 id: 589479bc12 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 夢萌さん» こんにちは!いつもありがとうございます(^^) めちゃめちゃ嬉しい言葉!すっごい励みになります♡ 思いの外プライベートが忙しくなってしまって、マイペース更新ですが…ぜひこれからも楽しんでいっていただければと思います! (2022年3月30日 0時) (レス) id: b25d4639e4 (このIDを非表示/違反報告)
夢萌(プロフ) - 更新ありがとうございます!!お気に入りにNewの文字があるだけでいつもよりわくわくとした一日になるほどにこの小説に惚れています…笑もうファンといってもいいほどにこの小説が大好きです!作者様のペースでこれからも更新頑張って頂きたいです^っ ̫ <^ (2022年3月29日 18時) (レス) @page19 id: e4933e1f9f (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - なあさん» なあさんこんにちは!楽しんでいただけて嬉しいです(^^) ちょっとずつマイペース更新になってしまっていますが汗 これからもよろしくお願いします! (2022年3月28日 22時) (レス) id: b25d4639e4 (このIDを非表示/違反報告)
なあ(プロフ) - 思わず笑ってしまう面白い場面がちょこちょこあって、楽しんで読んでおります!みんなとてもかわいいです、素敵なお話いつもありがとうございます! (2022年3月28日 17時) (レス) id: b86f0e9c1f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2022年3月21日 17時

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