17⇒レベルと能力 ページ18
「っつゥか、ずっと前から気になってたンだが…」
「まだ何かあるの？」
話が終わったと思ったら一方通行が再び口を開く。
表情などには出さないが、Aは内心ビクビクしていた。
「オマエのレベルと能力はなンだ」
「私の…」
Aと一方通行は7年前に出会って以来、幼馴染み兼腐れ縁の関係を続けている。
が、彼はAのレベルと能力を知らなかった。
それもそのはず。
彼女は測定不能の特異能力者。
そう簡単に自分の情報を明かす訳にはいかない。
それは幼い頃から研究者たちに言われてきたことでもある。
「ミサカも知りたいな、ってミサカはミサカはおねだりしてみる」
(…ここは言わなきゃ、ややこしくなりそうかもね)
冷静に結論を出す。
そして、にっこりと笑った。
「しょーがないなぁ…。分かった、教えてあげるよ」
あえて明るく、わざとらしい笑顔で。
Aは言った。
いや、演じた。
「私は異能力の念動使いだよ」
＊＊＊＊＊
Aが去った後の病室。
打ち止めが一方通行に話しかけている。
「Aって念動使いだったんだね、ってミサカはミサカは感想を述べてみる」
……、返事はない。
不満そうに口を尖らせながら隣の少年を見てみると、彼はどこか納得いかないような顔をしていた。
「どうしたの？ってミサカはミサカは不思議そうにしてみたり」
「なンでもねェよ…」
気だるそうに欠伸を一つする。
周りから見れば、彼は打ち止めの話に無関心そうに見えるだろう。
しかし、頭の中で彼はちゃんと考えていた。
(異能力の念動使い、ねェ…)
彼女は自分でそう言っていた。
だが、一方通行の中で何かが引っ掛かっていた。
(…7年前)
それは幼い頃の出来事。
(同じ研究所にいたとき、アイツの実験場からとてつもない爆発音が聞こえた)
とてつもない爆発音。
超能力者の彼がそう認識するほど、7年経った今でもはっきりと覚えている。
それぐらい、幼い彼にとっては衝撃的だった。
(あンな常識はずれの音、たかが念動使いに、異能力者に起こせるワケがねェ)
彼女は何か重要なことを隠しているかもしれない。
「チッ。考えるのもめんどくせェ…」
だけど今は。
そんな自分の考えを忘れることにした。
(…まァ、いずれ聞き出すつもりだからイイか)
そう理由付けると、一方通行はゆっくりと
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ポン酢醤油(プロフ) - μさん» 大丈夫です！やり方は調べてやりますので心配無用です！送り方が分かり次第送ります！ (2016年5月15日 23時) (
レス) id: 80dffa9047 (このIDを非表示/違反報告)
μ(プロフ) - ポン酢醤油さん» あと画像の送り方については…すみません、私じゃ上手く説明出来ないかと思うので占ツク内で検索してみてください…その方が分かりやすいと思いますので…。お役に立てず申し訳ございませんでしたm(__)m (2016年5月15日 23時) (レス) id: aca375c09c (このIDを非表示/違反報告)
μ(プロフ) - ポン酢醤油さん» 今更返信致します、申し訳ないです…！まずはコメントありがとうございます。私の書く一方通行が好きだと言って頂けて感謝感激です。あと奏瀬ちゃんのイメ画もありがとうございます！ (2016年5月15日 22時) (レス) id: aca375c09c (このIDを非表示/違反報告)
ポン酢醤油(プロフ) - 最近読み始めて追いついたところです！μさんの書く一方通行かっこ良くてすきです。あと,私も禁書目録で作品書いてるってのと奏瀬ちゃんのイメ画書いてみたのですがまだ占ツク初心者でどう送ればいいのか分からないです。すみません教えてください(._.`) (2016年5月9日 6時) (レス) id: da413d3d63 (このIDを非表示/違反報告)
μ(プロフ) - 黒狼さん» うわぁぁコメントありがとうございます！一方通行書いてるんですか！分かりました、読ませていただきますね(∩´∀｀)∩ (2015年7月28日 0時) (レス) id: aca375c09c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：μ | 作成日時：2014年5月18日 19時
