magical spice (ページ10)

今日:12 hit、昨日:0 hit、合計:6,404 hit

最悪な一日の終わりページ10

Aの風紀委員の勧誘の話と中等部、高等部の生徒会紹介が終わったのもつかの間Aの衝撃の告白によりその場は凍り付いた

「なんですか先輩方？私のこと処罰しますか？校則違反で」

「理由があるんでしょ？」

櫻井が問いかける

「まあ一応、正当防衛が認められるかは微妙なんですけどね・・・」

そう言ってAは先ほどの出来事を包み隠さずすべて話した

「というわけです」

「なるほど・・・それなら処分はできないな、悪いのは山田たちだし」

「ありがとうございます」

「にしても・・・Sクラスの山田を一蹴とは・・・君の魔法のセンスはすごいね」

「まあ・・・クラスXなんていう超特殊なものに抜擢される程度には・・・」

「まあいいや」

「じゃあそろそろもう遅いから帰ろうか」

「はい、お疲れさまでした」

高等部メンバーが立ち上がるとそれに続くように中等部のメンバーも立ち上がり居間から出ていく

「じゃあ、ごめんねこんな遅くまでいちゃって、片付けとかいろいろあったんだろうけど邪魔しちゃったかな？」

「あ、いえ、大丈夫です。荷物はそんなにもともとないので」

「そう、ならよかった、じゃあまた学校でね」

そう言ってAの家からでていく生徒会メンバー

再び家の中に一人になったAは居間に戻りコップを片付ける

「なんか散々な一日だったな・・・」

手を動かしながらいろいろ考えるA

風紀委員・・・仕事内容は学園内での喧噪の制止・・・それを聞くに風紀委員の学園内での権限の大きさがわかる。入った後の損得はどんなものなんだろうか

「ふぅ・・・」

コップの片付け、掃除の続きをしながらAは考えた

その考えは風呂に入ってる最中も続いた

チャプン

「はぁ・・・しかし今日は本当に散々な目にあったな」

湯船の中また独り言をつぶやくA

「よし、明日は高等部に実際いる風紀委員の先輩方から話を聞こう」

そう決めて湯船から上がり体と髪を洗い寝間着に着替え寝室へ向かいベッドに体を投げ出す

アラームをセットし電気を消す

明日は今日よりはいい日になるだろう・・・そう考えて眠りについた