賭け ※エロ注意 ページ7
Aは予想がついていたがあえて問いかけた
「それで、賭けということは皆さん何か賭けてたんですよね？」
「そうだよ」
「お金ですか？」
「いやいや、そんな普通のものは賭けないよ」
「じゃあ何を？？」
「ん？当然君だよ、Aちゃん」
そういって笑った山田の瞳は笑っていなかった
「なるほど、残念でしたね。それでは失礼します」
Aは山田に銃を返して練習場から出ていこうとする
「待てよ」
岡本に腕を掴まれたA
「逃がすと思うか？？」
「賭けは全員負けで成立してないんですよね？」
岡本をにらみながらいうA
「全員負け？全員勝ちなんだよ、この場合は！」
そういうと乱雑にAの唇を奪う岡本
「あーけーとずるーい」
そう言って岡本からAを引き離した八乙女がAの首筋に噛みつく
「あー光もずるいなー、じゃあ俺前からいこっかなー」
高木は前から八乙女がかみついたのとは逆方向の鎖骨のあたりに唇を這わせる
「えーなに俺が見つけたのにみんなが先にやっちゃうの？？」
少し不満げに山田が言う
「にしてもここまで無表情ってのも初めてだね」
「したいのは性行為ですか？」
それまで黙っていたAが声を上げる
「そこまではっきり言う？気の強い女の子は好きだけど・・・あまり調子に乗らない方がいいよ」
そういうと山田はAの顎にを掴み上を向かせる
「今すぐにやめるというのであればこのままこのことは不問にします」
「やめないって言ったら？」
「抵抗させていただきます」
「女の子が一人で？できると思う？Sクラスの俺がいるのに？？」
そこまで言うと山田はAの制服のリボンに手をかける
「はぁ・・・この学校はバカしかいないのか」
そうAが呟くと同時にAの体に触れていた三人が一気に吹き飛ばされる
「相手してあげますよ」
「本気？」
「ええ、 」
「なに・・・？」
Aが何か呟いたとたんに四人が倒れる
「あなたは、どうしますか？」
知念にAは問いかける
「ごめん・・・みんな理由があるんだ、昔はみんな優しくて・・・」
そこまで言うと涙を流す知念
「あっそ、私には関係ない、このことは私の胸にしまっておきます。その代わり二度とその面見せんなって伝えといて」
そう言って練習場をあとにするA
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作者名：霧島るな | 作成日時：2019年3月31日 21時
