放課後部活見学！？ ページ6
教室をでたAは校舎の昇降口まで行くと
「あ、七星さん」
「山田先輩、待たせてしまったみたいですね。申し訳ありません」
「いや、大丈夫だよ」
「涼介そいつ誰？」
「ああ、歩きながら紹介するね」
そう言って歩き始める山田についていくA
「七星Aさん、クラスXの生徒さんだよ」
そう紹介する山田
「よろしくお願いします」
一礼するA
「よろしく」
「よろしくな」
皆口々にそういう
「さて、ここが僕たちの部室だよ」
部活棟につき案内された部屋にかかっていた看板は
「射撃部・・・？」
「はい、正解」
そう言って部室に入っていく山田に続くようにAも入っていく
「じゃあ部員の紹介いくね」
「知念侑李、２−A組！よろしくね」
「岡本圭人、２−S組」
「高木雄也、３−A組、よろしくね七星ちゃん」
「八乙女光、３−B組だよー」
「他にも部員はいるんだけ今はこの四人だけ紹介しておくね」
「はい、わかりました」
「じゃあ、早速練習見てみる？？」
「はい」
「じゃあ着替えるから少し外で待っててくれる？」
「ああ、はいわかりました」
Aが部室から出て数分後
「お待たせ、じゃいこっか」
練習着に着替えた山田はさわやかな笑顔でそういった
そこから練習場へ移動すると
「今日やるのはクレー射撃、知ってるかな？」
「合図音から五秒以内に出てくる的を正確に撃つ競技ですね」
「うん、じゃあ始めるね、見てて」
そう言って練習場の柵の中へと入っていく五人
最初に撃つのは山田のようで
合図音がする、クレーが出てくる正確に撃ちぬく。撃ち抜かれた的はバラバラになった。同じことを十回程度繰り返すと次の人へと交代する
其れを何度も繰り返す
全員がやり終えると
「とまあこんな感じ七星さんもやってみる？」
「いいんですか？」
「うん、いいよ、俺の銃使って、打ち方は魔力を込めて引き金を引く、それだけ」
「はい、わかりました」
Aは山田から魔法銃を受け取るとラインへと立ち銃を構える
合図音が鳴る
出てきたクレーを撃ちぬく
十個のクレーをすべて撃ちぬいたA
「こんな感じですかね・・・」
銃を下したAに唖然とする部員たち
「経験あるの・・・？」
「いえ、初めてです」
「初めてなの！？」
「はい」
「賭けは全員当たらなかったな」
「賭け・・・？」
「そ、君が何個撃破できるか、五人で賭けてたんだよね」
そう言い放つのは岡本だった
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作者名：霧島るな | 作成日時：2019年3月31日 21時
