初めての授業？？ ページ14
Aは自分の教室に付くと自分の席に座りカバンからノートパソコンを取り出し何やら作業をし始めるそして作業を始めてしばらくすると担任の教師がやってくる
「おはよー」
「おはようございます永井先生」
「今日風紀委員の見学行ったんでしょ？どうだった？」
「そうですねー特に可もなく不可もなくといった感じですかねー」
「そうなんだ」
「授業はないんですよね？」
「まあないといえばないしあるといえばある」
「ああ、課題提出なんですね」
「そうゆうこと」
永井が持っているプリントに目をやりながらAは作業の手は止めない
「まあそのくらいのプリントなら一時間もあれば終わりますね」
「結構早そうだもんね」
「作業ひと段落させてからでもいいですか？とりかかるの」
「大丈夫だよ、今日中に提出できれば問題ないから」
「わかりました」
そのまま三十分ほどAはパソコン作業を続けるとパソコンを閉じプリントを解き始めた。そしてプリントをすべて解き終えるまでおよそ四十五分
解き終えたプリントを担任に渡すと教室から出ていくA
「どこ行くの？」
「外出します」
「門限までには帰ってくるんだよー」
「はいわかりました」
そう言ってAは教室を出ていく
その後ろ姿を見送った永井は何やらケータイを取り出してどこかへ連絡し始めていた
Aはというと校外に出てとある出版社の前に来ていた
「ここが桜川出版か・・・」
来てみたのはいいもののアポもない自分が入れるのかと入口で考え込んでいると中から出てきた女性に話しかけられる
「あなた、さっきからそこにいるけどうちに何か用なのかしら？」
「アポはないんですけど、週間ミステリーの編集長さんにはお会いできますか？」
「週ミスの？アポがないとちょっと難しいかもしれないけど聞いてみてあげるわ、中に入っていいわよ」
「はいわかりました」
女性に案内されるがままに自動ドアをくぐるA、そしてエントランスにある喫茶コーナーに通されここで待っててといわれ、待つこと十分少々
「君かな？僕に会いたいっていう女の子は」
横から声をかけられるA
「週間ミステリーの編集長さんですか？」
「そうだよ、君は？」
「失礼しました私は七星Aと申します」
立ち上がりお辞儀をするA
「七星A・・・そんな知り合いいたかなぁ・・・」
「直接の面識はないですね」
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作者名：霧島るな | 作成日時：2019年3月31日 21時
