【Fischer's】ゴースト○スターズ系YouTuberだぜ！【フィッシャーズ】

1話 part10 ページ14

〜三日後〜
〜シルクの家にて〜
〜ザカオside〜

シ「折り入って頼みが…」

ザ「ど、どーした？」
家に入った途端、突然改まるシルク。帽子を脱ぎながらビビり気味に返事する。
だって…シルクが改まってる時とか、もう嫌な予感しかしないのよ…

シ「ゴーストバスターなんだけどな…？」
キタヨ。
シ「ザカに仕事だ！」
ザ「え、やだ(即決)」
シ「えええ！？頼むからあぁあ」








フィッシャーズの裏活動であるゴーストバスターだが、主戦力はいつだってシルクにマサイ、ダホとぺけ、モトキ辺り。基本この5人がいれば成り立つが、さらに手を加えるとしたら…的な、付け足し感が否めない能力が俺の実体化能力。

まあ未練の内容にもよるけど、何かしたい、何かに会いたい系は実は案外少ない。だから比較的俺の出番は少ない。でもいざ来た時は…






ザ「だっってあの写真マジやべーよ！！あれのせいであの日は電気全部つけて寝たんだぞ！」
シ「おまwwwwwビビりすぎwwwwでもなあ、今回のお願いは「彼氏に会いたい」なんだ。ほら出番だろ」

ザ「くっ…」

実際俺だって、好きな人ともう一度会えて、好きなことがもう一回出来て、幸せそうに、静かにこの世に縛り付けられていたものが解ける瞬間を見るのは嫌いじゃない。ちゃんと見送れた、ていう喜びはある。ただ、そこまでがしんどい(真顔)


…
ザ「その彼氏さんって、連絡つく？」
シ「おう！ツイッターのフォロワーさんだったんだ！マジまぐれだったよな〜…ちゃんと今日の夜にあの森で待っててって言ったぜ」
マジでか。

ザ「まあやるけどさぁ…その彼氏さん、本当に大丈夫なん？」
シ「え、何が？」
ザ「いや、なんでもない」









＿＿あの事件の犯人ってまだ捕まらないのかな？このままじゃ、犠牲者が増えちゃうな。

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