飼い慣らしてあげる［×ym］短編集

▽*°. ページ4

ピンポーン









大「あれ、留守だったかな。




あっ、仕事入ってる可能性とか考えてなかったわ...






帰って電話で言うか...。」









立ち去ろうとした時、ドアから鍵の音がガチャとした






振り返ろうとした時、背中にドンッというのしかかったような音と共に


何か背中に乗ったものが...









大「ｯ...山田...？」









振り返ると、髪がボサボサで傷だらけの山田が後ろにいた







大「なｯ、なんで山田がここに...」






涼「ぃぇ...家に連れてって...」








久しぶりに聞いた山田の声は、山田の声とは思えないくらいいつもよりか細い声だった









.









.









.









家に来た山田を迎え、ココアをいれて山田に渡すと山田はゆっくりとココアを飲み始めた









山田がこうなったのは、明らかに裕翔だろう









もう、山田を裕翔に渡したくない









俺は絶対にそう思った

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