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No.16 ページ16
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岸 「今から、ちょっと大事な話があるから真面目に聞いて欲しい。よし、神宮寺よろしくな？」
神 「う、うん」
宮 「なんかあったの？」
神 「実は．．．あの俺．．」
俺は癌のこと、長くは生きられないかもしれないことをみんなに伝えた。
みんなが泣いてるのも分かって、気づいたら自分も泣いてた。
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岩 「なんで、なんで、何も言ってくれなかったの？ あの倒れた時にでも症状分かってたんでしょ。？俺たちに言う時期間違ってるよ。今なんて遅すぎだよ…。」
岸 「神宮寺にも事情があったんだよ。
それに、この1ヶ月間ずっと誰にも言えなくてずっと苦しんでたんだよ。」
顕嵐も宮近も泣きすぎて大変だった。
玄樹は泣きながら楽屋飛び出して行っちゃったし。
でも、俺は追いかけることができなかった。
自分が追いかけに行ける立場じゃない、なんて思ってしまった。
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もし、俺がもっとみんなに早く言ってたら、何か変わってたのかな。
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作者名：*さら* | 作成日時：2016年2月11日 1時
