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第参拾壱話 ページ32

怜「君の誘いに乗っても
自国を取り返す‘‘好機’’があるだけで
それは 確実なことではない。

もし 失敗したら?

もし 君が俺を裏切って 切り捨てたら?


俺は 只の裏切り者にしかならない。

それで 龍帝国の国民が奴 隷にでもされたら
俺はどう償えばいい?


そんな 賭け事みたいなものには
俺は乗らないし、

確実に国を返すと契約した 紅炎につく。」


俺の行動原理は 全てあの国のため。

煌帝国に従うのも 全てはそのために。


ついでに言えば 俺は下につくなら
自分より力のあるものでなければ嫌だ。

俺の兄だって 政治的な戦いにおいては 俺よりも遥かに強い。

紅炎や紅明はそれを十分に満たしている。

現時点で あの二人より強いのは 白龍ではない。


怜「その目的に賛同はできないが、
それ以外であれば 君の力になろう。

俺は 君のその物言いが気に入った」


…皇子に向かって言うようなことでもないがな。


もし 白龍が紅炎よりも力を得たら
この返事は 変わるのかもしれない。



龍「そう、ですか。

では 気が変わったら、また。」


最後に俺だけ言って 白龍は部屋を出て行った。

何があって 煌帝国を滅ぼそうとするのか、
理由はわからないが 俺以上に酷い過去があったのだろうか。

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設定タグ:マギ , 男主 , 煌帝国   
作品ジャンル:アニメ
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七紙 - 面白いです!続きが気になります! 更新頑張って下さいね♪ (2016年12月6日 16時) (レス) id: 3b3723dfc8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆうき | 作成日時:2016年9月26日 18時

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