第二譚 ページ2
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＿＿＿＿そうして現在。
相澤は緑谷や爆豪などがいる一年A組クラスを受け持っている。
片時も氷室の事を忘れた事はないし、多忙の中捜索もしている。そう、氷室は約一年経った今でも見つかっていないのだ。
放課後。一本の電話が職員室に鳴り響く。ちょうど近くに居たミッドナイトがその電話を取った。
「はい、雄英高校です」
電話の内容は、雄英高校デザインのシャツを聞いた男の子が暴れているとの事だった。雄英高校は精鋭のヒーローが多いため雄英に電話をかけたのだろう。
「直ぐに向かいます。場所と特徴を」
電話の内容をミッドナイトが復唱する。場所は遠くはないが歩いていくには時間がかかる所。そして特徴は…、
「真っ白な髪に赤い瞳…はい、はい。分かりました。ありがとうございます」
その特徴を聞いて、相澤は少しだけ目を見開いた。ミッドナイトが電話を切る前に、相澤は職員室を出ていく。
ミッドナイトは丁寧に通話を切っては、廊下に出た相澤を追いかける。
「相澤くん、私も行くわよ」
「いや、いいです。俺一人で行きます」
「でも」
相澤を気にかけるミッドナイトに、相澤は「いいんで」と振り向かずに手を振った。ミッドナイトは自分の行き場の無い手に視線を落としては、呟く。
「…氷室くんだといいわね、相澤くん」
＿＿＿＿
＿＿
相澤は校舎の外に止めてあった車に乗り、目的地まで飛ばした。もちろん速度は守っている。本当は速度を破ってしまいたい勢いだが。
「一体何やらかした、あいつ…」
氷室と言えば、真面目で大人しい少年だ。そんな少年が暴れるわけがなく、何かに巻き込まれたのではないかと相澤は思う。
刹那。ドォン！！とボンネットに何かが
「な…！？」
落ちて来た何かのせいで前が見えない。このまま走行するのは危険と判断し、相澤はブレーキを踏んだ。
車体が止まり、ようやく相澤がその何かを見上げれば…ソレはとても愉快そうに相澤に話しかけて来る。
「あんたヒーローか？」
白くて長い前髪の下で光る赤色の瞳。口角を上げた怪しげな表情。言い表すなら、さながら悪役みたいな顔だ。
以前の氷室ならば…絶対にしなかった顔に驚きつつも、相澤は目の前の白い少年が氷室雪弥だという確信は得ていた。
「なぁヒーロー、ちょっと俺と話そうか」
目の前の少年がそう言う。＿＿＿話したかったのはこっちだよ。相澤はそう思った。
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χCielχ(プロフ) - やっさんさん» そうです〜！！氷室編で出すかどうか今は迷っております〜ややこしくならないよう心がけます💪 (2021年11月27日 0時) (
レス) id: 6fa1655de3 (このIDを非表示/違反報告)
χCielχ(プロフ) - 瑠李さん» ｱ!!ありがとうございます！！(*´╰╯`)楽しみに待ってくれているのだなと思えるだけでとても力になりますありがとうございます！頑張ります！！ (2021年11月27日 0時) (レス) id: 6fa1655de3 (このIDを非表示/違反報告)
やっさん(プロフ) - へ！？逆巻さんて、あの、時間巻き戻しの逆巻さんですね(^^♪。活躍場面は、あるのでしょうか(^^)？ (2021年11月26日 22時) (レス) id: a424e1a16c (このIDを非表示/違反報告)
瑠李(プロフ) - めっちゃ好きです˙˚ʚ₍ ᐢ. ̫ .ᐢ ₎ɞ˚読んでます。更新いつも楽しみに待っています。頑張ってください。応援してます。 (2021年11月26日 18時) (レス) id: 9824e2f221 (このIDを非表示/違反報告)
χCielχ(プロフ) - あのさん» ありがとうございます〜！！男主に触れて下さり嬉しいです！コメントとても力になります…！頑張ります！！！ (2021年11月26日 1時) (レス) @page47 id: 6fa1655de3 (このIDを非表示/違反報告)
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