３９：題名が長すぎた。 ページ40
はぁ・・・！！
はぁ、はぁ、はぁ・・・！！！
はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、
ガララッ！！
私は息切れしながら、病院の霊安室の扉を勢いよく開けた。
不思議な気持ちだった。
まだ、數が死んだってことに実感がわかないからだろうか。
今でも、數が生きていて、渋谷らへんを歩いている。って考えてしまう。
今、數の体がいる霊安室には、泣きじゃくる數のお母さんがいる。
數のお母さんもかわいそうだ。
自分の娘がこんなに若く死んでしまうのは、考えるだけでもつらい。
私は、數の方に行き、
數の上にかぶさっていたハンカチみたいなのをどかし、數の顔を見た。
數の顔はなぜか、笑っていた。
「數、貴女は死ぬまで一体何を考えていたの？」
數が生きていたらこう聞くだろう。
そらるさんのことを考えていたの？
それとも、私のことを考えてくれたの？
數、自分が死んでいい結果になると思ったの？
あんまりだよ・・・。
自分のせいで、大切な親友を亡くしたって思うと心が痛いよ。
だけど、數らしいね。
最後まで、笑っていたかったんだね。
誰かに必要とされたかったんだね。
だから、私も、笑って終わるべきだね。
私は數には、「ごめんなさい」とは言わない。
それよりも數に似合う言葉。
「ありがとう。」
そういって、私はハンカチを數の顔に戻した。
そして、數に手を合し「安らかにお眠りください。」と。
そういえば、數、
「お手てのしわとしわを合わせて、幸せ。」っていうネタ、大好きだったな。
數、お手てのしわとしわを合わせてるけど、これっぽちも幸せじゃないよ。
數、私、寂しいよ。
數、私、悲しいよ。
今更って言うぐらい今更、一気に涙が落ちてきた。
數、貴女に、もっと伝えたかった事、たくさんあるんだよ。
そらるさんと別れられたよ。
數のおかげだよ。
數が死んでしまうってもっと早く知っていたら、最後に何をいうのだろう。
だんだん悲しみがこみ上げてきた。
最終的に私は、數のお母さんと泣きじゃくった。
これ以上泣く日はないなと思いながら、泣いた。
でも、泣いているうちにどんどん、怒りが込み上げてきた。
そらるさん。貴方が數を殺したんですよ。
「絶対に許さない！！」叫びたかったけど、一旦自分を落ち着かせた。
でもね、落ち着いたけど、許したってわけじゃない。
そらるさん。貴方を絶対許しませんよ。
４０：もはや男だと思ったら女だったなんて関係ない。→←３８：親友の數の名前はわいのリア友の名前が元です。
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みは - ヤンデレ…最高でした！（語彙力が…） (2021年7月28日 12時) (
レス) id: 85500f5e3f (このIDを非表示/違反報告)
やもりもどき(プロフ) - あれ！？いつの間にランキング40位いってる！？ありがとうございます！！ (2018年9月28日 19時) (レス) id: 5f1e5ed9dd (このIDを非表示/違反報告)
やもりもどき - てか、もうこの小説完結してるんでお気に入り外してもいいですよ。 (2018年7月27日 16時) (レス) id: 5f1e5ed9dd (このIDを非表示/違反報告)
やもりもどき - あれ！？いつの間に60000ＨＩＴいってんなぁ。ありがとうございます！ (2018年7月27日 16時) (レス) id: 5f1e5ed9dd (このIDを非表示/違反報告)
やもりもどき - あれ！？ハコピーさんのコメントが消えてる！！？なんで？？？ (2018年5月26日 20時) (レス) id: 5f1e5ed9dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やもりもどき | 作成日時：2018年1月10日 17時
