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呆れつつも、最後まで俺の話を聞いてくれた廉と別れて家に帰ると、君から連絡が来ていたことに気付く。
『海人くんの気持ち、教えてくれてありがとう。いろいろ考えたいので少しだけ時間をください…！』
Aちゃんらしい文面と共に、かわいらしくお辞儀をする女の子のスタンプが20分ほど前に送られている。
俺は1度深呼吸をしてから、Aちゃんへの返事を打ち込んだ。
『分かった！Aちゃんの中で答えが出るまでいくらでも待ちます！！』
ほんの少しだけ震える指で送信ボタンをタップすると、できる限り明るく書いたその文がトーク画面に並ぶ。
これで、俺ができることはほとんどなくなった。
あとは、Aちゃんに返答を伝えられるそのときまで、全力でアピールするだけだ！
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｢…………………だと思ってたんだけどなぁ〜…｣
あの日から1週間。俺は教室の自席で盛大なため息をつく。
後ろの席でスマホをいじっていた廉はダルそうに顔を上げると、口を開いた。
｢避けられてるんやっけ？そんなん、勘違いとちゃうん？｣
｢…………………この1週間、目が合っても逸らされて、連絡しても素っ気なくて、声をかけてもどこかに行かれるけど勘違いなの？｣
｢それは………まぁ、うん。｣
慰めるのを諦めたのか、廉は俺の肩にポンっと手を置く。
けれど、置き心地が悪かったのか、居心地が悪そうに手を動かす。最終的には頭に行き着き、わしゃわしゃと頭を撫で回した。
最近は髪のセットに時間を使わなくなったので、何も言わずに受け入れていると、調子に乗った廉がぐしゃぐしゃにし始めたので思いっきり睨んでおいた。
廉は｢フッ｣と鼻で笑い、腹が立つ表情のままさらにぐしゃぐしゃにし始めたので、今度アイスを奢らせようと思う。
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もか(プロフ) - もちさん» ありがとうございます(；；)亀更新ですが、これからもよろしくお願いします…！ (7月29日 17時) (
レス) id: cefc2b5555 (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - すごく好きです！応援してます🌟 (7月7日 2時) (レス) @page33 id: 1cff44b0d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もか | 作成日時：2022年12月12日 21時
