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廉との電話を終えた次の日。遅くまでAちゃんのことを考えていたからか、ガッツリ寝坊した。
枕元の時計に表示された時刻は8:17。いつも家を出るのは8:00。
｢うっっっっっっっわ最悪！！！！！！！！！｣
髪をセットする時間なんてなくて、スマホと財布だけバッグに突っ込んだ後カロリー○イトを咥えて家を飛び出した。
＊
＊
｢高橋………高橋？高橋海人〜いないのか〜？｣
担任が海人の名前を呼ぶ。俺の1つ前の席は空席のままで、絶対寝坊やな〜とか考えながら窓の外を眺める。
ふと視線を感じ、チラリと視線を教卓の方に向けると、心配そうにこちらを見つめる小鳥遊がいた。
やっぱり何度見ても海人のこと大好きな恋する乙女にしか見えん。
少しして出欠確認を終えた担任は長ったらしい話を始め、それをボーっと聞き流していた。次第に飽きてきて、あくびをしたタイミングで教室に響くガラガラッという大きな音。
｢はいっ…高橋海人！遅刻！？ギリギリ！？セーフだよね！？｣
｢いや普通にアウトだし遅刻だからな。ダッシュしたんだろうけど職員室行って遅刻カードもらってこい。｣
息を切らして教室に飛び込んできたのは海人で、担任にそう言われると大袈裟にショックを受けてから項垂れて教室を出ていった。
やっぱアホやろ、あいつ。
呆れ気味に海人が出ていった扉を眺めていると、いつのまにか担任の話は終わっていたらしく、珍しく小鳥遊が俺の席の方まで来た。
｢ねぇねぇ永瀬くん、永瀬くんって紫耀と仲いいよね？｣
｢まぁ…そこそこ仲良くはしてるけど…紫耀と何かあったん？｣
そう尋ねると小鳥遊は微笑んでから言葉を紡ぐ。
｢えっとね！ちょっと色々あって紫耀にプレゼントをするんだけど、私紫耀の好みとか全然分かんないからさ…仲いい子に聞いてみよ〜って思って！｣
時間が止まったような感覚に陥った。
小鳥遊には紫耀はぬれおかきが好きだということを伝えると、嬉しそうにお礼を言ったあと自分の席に戻って行く。
このことは、海人に言わん方がええな。
小鳥遊って結局誰が好きなんやろ、という疑問を抱えたまま遅刻カードを手に持ち教室に戻ってきた海人のところに向かった。
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もか(プロフ) - もちさん» ありがとうございます(；；)亀更新ですが、これからもよろしくお願いします…！ (7月29日 17時) (
レス) id: cefc2b5555 (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - すごく好きです！応援してます🌟 (7月7日 2時) (レス) @page33 id: 1cff44b0d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もか | 作成日時：2022年12月12日 21時
