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ヴー,ヴーっとスマホから無機質な音が鳴る。
いつもよりほんの少しだけ早くかけた目覚ましを眠い目を擦りながら止めて、すぐにカーテンを開けて朝日を浴びる。
｢ん〜！気持ちいい…｣
洗面所に向かい洗顔などを済ませてから1度部屋に戻り制服に着替えてからリビングに入ると、少し驚いた顔の母親。
｢おはよう海人…今日は早いのね？｣
｢おはよう〜まぁちょっとね！｣
にこにこ笑顔で誤魔化してから朝ごはんを食べてお弁当を用意する。用意を終えたら小走りで洗面所に向かった。後ろからクスクス笑う声が聞こえた気もするけど気にしない！
洗面所に入ってすぐ棚の奥からこの前こっそり買った男性用のヘアワックスを取り出してみると、パステルイエローの付箋が貼ってあった。
【スタイリングするのは構わないけど流し忘れないようにしなさいよ！】
つい先程まで一緒にいた母親の字でそう書かれていた。間違いない、早起きした理由もバレてる。だからさっき笑ってたのか…
恥ずかしい思いを覆い隠すように慣れない手つきで必死に髪をセットする。なんかドラマとかで見た人はササッとこなしてたけどこれ結構難しい、
｢うーん…これ、つける意味あるのかなぁ…｣
いつもとほとんど変わらない髪。どうするべきかと悩んでいると声が聞こえてきた。
｢海人〜？いつまでいるの？もう家出る時間じゃないの？｣
｢え？｣
母親から話しかけられてすぐに時計を確認すると、普段なら家を出る時刻を10分過ぎていた。
｢嘘!?30分以上余裕作っておいたのに!?｣
慌ててバッグの中にスマホと財布を突っ込んでからすぐに家を出た。
めちゃめちゃ頑張って走って行ったらギリギリ間に合ったからよかった…結局髪もぐちゃぐちゃになって台無しなんですけどね。
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もか(プロフ) - もちさん» ありがとうございます(；；)亀更新ですが、これからもよろしくお願いします…！ (7月29日 17時) (
レス) id: cefc2b5555 (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - すごく好きです！応援してます🌟 (7月7日 2時) (レス) @page33 id: 1cff44b0d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もか | 作成日時：2022年12月12日 21時
