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ガンッと頭を殴られるような衝撃を受けた気がする。
教室のざわめきが何処か遠くからの音に聞こえて、それでもしっかりと内容は入ってくる。
｢えー!?A好きな子いるの!?初耳なんだけど！｣
｢Aちゃんかわいいからすぐに付き合えそうだよね(笑)でもめちゃめちゃ応援してる！｣
｢えってか好きな人だれだれ？？めっちゃ知りたい！教えて！｣
クラスの女子に囲まれるAちゃん、ちょっと困ったような顔をしながら｢好きな人は秘密｣と優しく伝えていた。
知ってたよ、俺の好きな人には好きな人がいることは。親友ちゃんと放課後の教室で話してるのを聞いたことがあるから。今日はたまたま俺以外もそれを知ることになった日ってだけだもんね。
でもね、もう失恋してるのに君のことを諦められないんだ。
｢海人…？ごめん、やっぱ言わん方がよかったかな…｣
ふと廉の声が聞こえてきてハッとする。さっきまでニヤニヤしてたくせに、いつのまにか廉は不安で満ち溢れたような表情になっていた。
｢…んーん、平気。Aちゃんに好きな人がいたとしても俺がこのあとAちゃんの好きな人になればいいだけだもんね！いやそもそももしかしたら現段階の好きな人、俺だったりしてて…!?｣
そんな風にふざけたことを言うと、すぐに廉はほっとしたような表情になって悪ノリしてくる。
｢いーや、それはないわ〜(笑)なんなら小鳥遊の好きな人って俺なんやない？？｣
｢は？顔がいいからって何言っても許されるわけじゃないからね？Aちゃんは俺のだから！！｣
お前のではないけどな〜と言って笑う廉とじゃれあっていると、さっきまでのモヤモヤは少し消えていた。
このまま全部消えてなくなってしまえばいいのに。そんな風に思ったけど、全部消えちゃったらAちゃんへの想いも消えちゃいそうで怖かったからそう思うのはやめることにした。
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もか(プロフ) - もちさん» ありがとうございます(；；)亀更新ですが、これからもよろしくお願いします…！ (7月29日 17時) (
レス) id: cefc2b5555 (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - すごく好きです！応援してます🌟 (7月7日 2時) (レス) @page33 id: 1cff44b0d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もか | 作成日時：2022年12月12日 21時
