プロローグ ページ2
空を舞う真っ黒な烏が声を上げる。
「カァァァァ!!柱合会議ィ、柱合会議ィィ!!今スグ向カエェェェ!!」
その喋る無駄に煩い烏に答えるのは、濃い紫の髪、透けるような黄金色の目をした背の高い美形の青年だ。
「お前それいつからなの」
「………伝エ忘レ!!今スグ向カエェェェ!!」
その言葉を聞いて青年は食べていた好物のみたらし団子を咥えたまま固まる。次の瞬間全て平らげると、
「テメェ焼き鳥(ネギま)にしてやっからなクソ鳥が!!!!」
おおよそ見た目に似つかわしくない暴言を吐き散らして怒鳴り、持ち前のスピードで走り始めた。
この青年の名前は門叶A。鬼殺隊最強の10人の剣士が1人、『花柱』である。
義理の妹のひとりが最近反抗期なのか何なのか、当たりが強いことと、毎度毎度物忘れの酷い鎹烏に遅刻ギリギリの時間で柱合会議を知らされることが最近の悩みだ。(後者はそろそろ焼き鳥になりそうな勢いである)
ラッキーカラー
あずきいろ
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ゆいな(プロフ) - いやほんとしのぶさん大好き過ぎる笑笑 (2020年9月11日 18時) (レス) id: ec54d11116 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:虚蝉 | 作成日時:2020年6月22日 9時