【番外編】とある日常2 ページ38
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｢ん〜！久々だなぁ！｣
馬車から降りて背伸びをすれば街ならではの空気が肺に浸透していく。
｢…やっぱり楽しんで、｣
｢さ！グルッペン探すぞー！｣
トントンの言葉に食い気味で被せて前へ進む。ふっ、と背後でショッピ君の鼻で笑う音が聞こえたけど気にしない。
｢この間はカフェにいたけど今日はどうだろ。｣
「あの人のことでしょうし、またスイーツでも食べてるんじゃないすかね。」
「かなぁ。よし、手当たり次第カフェ回ろう!」
ショッピ君とトントンの手を取り、自分の知っているカフェに走って連れて行く。
カランコロン
「すみませんトレンチコート着た金髪の眼鏡は来ませんでしたか!」
「!トントン様、ショッピ様、A様。お勤めご苦労様です。申し訳ありませんが、グルッペン様はこちらにはいらしてはおりません。」
私たちの顔を見るや否や畏まってしまった店員さん…って、あ、フーカじゃん!
「A早すぎるやろ…!はぁ、すまんな毎度毎度騒がせて。」
「足縺れるかと思った…。」
ペシッといい音を立てて私の頭を息切れしながら叩いたトントンはきょろきょろとあたりを見回して本当にグルッベンがいないのかを確認していた。
「フーカ、何か新しい豆とか入った?」
よくグルッペンを探しているときに出くわしていて、仲よくなれたのだ。敬語は外してくれなかったけど。
「はい。隣国から新しいものが入っておりますよ。飲んでいかれますか?」
「飲む!あ、私は砂糖3つで!」
「ちょ、おいAそんなことしてる場合じゃ、」
「ショッピ君も飲むでしょ?」
「…じゃあ、まぁ、はい。」
頑張り過ぎのトントンへちょっとした反抗。それを察したのかショッピ君は私とトントンを交互に見で諦めたかのように了承した。
｢すぐお持ちしますのでお席でお待ちくださいませ。｣
｢はーい。｣
｢ほんまに探す気あんのかこら。｣
｢あるよちゃんと！でもまず頭すっきりさせよ！｣
｢Aの言う通りやと思いますよ。｣
｢ショッピ君まで…｣
日頃の大変さを知ってかショッピ君もトントンを休ませる方向に付き合ってくれてる。
物分りのいい先輩がいてよかったわぁ。
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レラ - 面白かった!! (2020年5月2日 14時) (
レス) id: c77952c361 (このIDを非表示/違反報告)
あずき・FB - 初めまして、めっっっちゃくちゃ好きです！！！(唐突な告白イベ) メイドになるっていう設定も凄いそそられます…！[ps.因みに続編見れなくて何回か意識がぶっ飛びました((( あぁ…非ログ勢はつれぇよぉ…(心の叫び)] (2019年12月13日 1時) (レス) id: 8e99c8eed5 (このIDを非表示/違反報告)
蒼雨茶(プロフ) - 凛さん» コメントありがとうございます！楽しみにしていただけて何よりです(；A；)続編も楽しみにしていただけたら幸いです(>_<｡)またよろしくお願いします！ (2019年12月4日 20時) (レス) id: e407861195 (このIDを非表示/違反報告)
凛 - とても続きが気になる物語です！勝手ながら、いつも更新待っています!(’-’*)♪これからの展開がとても楽しみです！ (2019年12月4日 17時) (レス) id: ccb5120fa0 (このIDを非表示/違反報告)
蒼雨茶(プロフ) - 優里愛さん» コメントありがとうございます！もうそろそろ終盤です！お付会いの程お願いします！(>_<｡)ご指摘ありがとうございます。訂正致しました。 (2019年12月3日 21時) (レス) id: e407861195 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼雨茶 | 作成日時：2019年11月14日 9時
