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｢誤りや、ない。実はうちのやつがもしかしたらここのメイドに襲われたかもしれん、そういう話になったんや。でも、メイドは4日前以降外出しとらん、つーことは可能性はもうないやろ。｣
そう言えば先程の圧迫感はまるで元々なかったかのようにただ時計の針が刻む音だけが部屋を埋めていた。
｢よかった、あの子たちの疑いが晴れたなら。｣
小さな声でそう呟いたクレアに、ようやく納得がいった。
｢クレアさんは、部下のことほんまに大切に思っとるんやな。｣
｢…私は自信を持って出来るメイドだとは思いません。それなのに、あの子達は慕って、動いてくれます。だから誠意を持って応えて、大切にしています。｣
その目は母のように愛の籠った意思の強い眼差しだった。
恵まれとるんやなここのメイドさん達は。
｢ただ、ひとつ訂正させてください。｣
｢なんや？｣
｢外出をしたメイドは1人、います。それがメイド服で外出したかは分かりませんが、まだ帰ってきていないのです。｣
｢…誰や。｣
｢Aです。A・ヴェルディ。｣
その名前はつい最近も耳に入れていた名前だった。
このメイドは、相当な目立ちたがりやな。
『Aっちゅう名前のメイド、ちょっと監視下に置いとるから。』
『なんでそんなことしとるん。』
『念には念を、や。』
ペ神がわざわざ俺のところに来て言い残した言葉。階段ですれ違った時、僅かに見たその顔は目元が赤く腫れていて、何か言いたげな表情で一瞬こちらを見た事だけは覚えていた。
｢A…ね。｣
｢決して怪しいという訳ではありません。ただ、出かけたのは彼女だけです。｣
｢それは昨日か？｣
｢はい。｣
Aを庇うためかクレアは少し躊躇った様に見えた。だが、これは可能性の話。実際問題Aの行動次第では結果はころりと変わる。
まずは、捜索からだな。
｢ありがとうクレアさん。もうええよ。｣
｢はい、かしこまりました。｣
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レラ - 面白かった!! (2020年5月2日 14時) (
レス) id: c77952c361 (このIDを非表示/違反報告)
あずき・FB - 初めまして、めっっっちゃくちゃ好きです！！！(唐突な告白イベ) メイドになるっていう設定も凄いそそられます…！[ps.因みに続編見れなくて何回か意識がぶっ飛びました((( あぁ…非ログ勢はつれぇよぉ…(心の叫び)] (2019年12月13日 1時) (レス) id: 8e99c8eed5 (このIDを非表示/違反報告)
蒼雨茶(プロフ) - 凛さん» コメントありがとうございます！楽しみにしていただけて何よりです(；A；)続編も楽しみにしていただけたら幸いです(>_<｡)またよろしくお願いします！ (2019年12月4日 20時) (レス) id: e407861195 (このIDを非表示/違反報告)
凛 - とても続きが気になる物語です！勝手ながら、いつも更新待っています!(’-’*)♪これからの展開がとても楽しみです！ (2019年12月4日 17時) (レス) id: ccb5120fa0 (このIDを非表示/違反報告)
蒼雨茶(プロフ) - 優里愛さん» コメントありがとうございます！もうそろそろ終盤です！お付会いの程お願いします！(>_<｡)ご指摘ありがとうございます。訂正致しました。 (2019年12月3日 21時) (レス) id: e407861195 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼雨茶 | 作成日時：2019年11月14日 9時
