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昼時に差し迫ったとき、背後から気配を感じ、振り向いた。
…?
だがそこには窓しかなく、特に誰かが廊下を歩いているわけではなかった。
殺気みたいなのを感じたけど…気のせいかな。
そろそろ昼休態だし、部屋にいったん戻ろう。
そう思って、バケツに手をかけると、誰かの腕が伸びてきた。
「重そうだね。いつも大変でしょ。」
「!?」
「それ、持とうか?」
「だっ、鬱先生様。お気になさらず。仕事ですので。｣
そこに居たのは大先生。相変わらずの女たらし気味にツッコミそうになったが、言葉を詰まらせて気を落ち着かせる。
｢あれ？君初めて見る顔だね。新人さん？｣
何度も見ていただろうと言いたくなったが、やっぱり忘れられているのだと傷を抉られる。
というかメイドさん掌握してるのか大先生。本当この女好きにはつくづく驚かされる。
｢はい。昨日付で配属されました。｣
｢へぇ。名前、なんて言うの？｣
｢Aと申します。｣
｢…Aちゃん、かぁ。可愛い名前だね。｣
そう言いながら私の手に重なるように手を近づけてきた為、不自然にならないよう一歩下がってお辞儀をする。
｢恐れ多いお言葉ありがとうございます。｣
｢そんなかしこまらないでよ。ねぇ、今日お仕事終わったら空いてない？｣
｢本日は夜勤がありますので、申し訳ありませんが鬱先生様のご所望する時間帯にはお会い出来ないかと思われます。｣
空ぶった手を何事も無かったかのように首元にまわした。
夜会ってナニする気だ大先生。私は大先生の事そういう風に見たことないけど。
｢そっか。じゃあまた時間ができたら教えてよ。その時は一緒にご飯でもどう？｣
｢恐悦至極に存じます。ですが私の様な者と食事をされるのは鬱先生様の威厳に障るかと。｣
｢そんなの気にしないでよ。じゃあまた今度、ね。｣
｢かしこまりました。｣
お辞儀をしている間に大先生は食堂に向かったらしく、階段をおりる音が廊下に響いていた。
話なんかしたらどんなボロが出るか分からないし、また一緒にいたいって、思ってしまう。
自分の感情を押さえつけて道具を片付けて休憩のため自室へと戻った。
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レラ - 面白かった!! (2020年5月2日 14時) (
レス) id: c77952c361 (このIDを非表示/違反報告)
あずき・FB - 初めまして、めっっっちゃくちゃ好きです！！！(唐突な告白イベ) メイドになるっていう設定も凄いそそられます…！[ps.因みに続編見れなくて何回か意識がぶっ飛びました((( あぁ…非ログ勢はつれぇよぉ…(心の叫び)] (2019年12月13日 1時) (レス) id: 8e99c8eed5 (このIDを非表示/違反報告)
蒼雨茶(プロフ) - 凛さん» コメントありがとうございます！楽しみにしていただけて何よりです(；A；)続編も楽しみにしていただけたら幸いです(>_<｡)またよろしくお願いします！ (2019年12月4日 20時) (レス) id: e407861195 (このIDを非表示/違反報告)
凛 - とても続きが気になる物語です！勝手ながら、いつも更新待っています!(’-’*)♪これからの展開がとても楽しみです！ (2019年12月4日 17時) (レス) id: ccb5120fa0 (このIDを非表示/違反報告)
蒼雨茶(プロフ) - 優里愛さん» コメントありがとうございます！もうそろそろ終盤です！お付会いの程お願いします！(>_<｡)ご指摘ありがとうございます。訂正致しました。 (2019年12月3日 21時) (レス) id: e407861195 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼雨茶 | 作成日時：2019年11月14日 9時
