歳の差の壁。【まふまふ】

5 ページ7

Aside

言い過ぎたかな…
・・・
初対面の人なのに…
いや、でも私は傷を掘り返されたような気分で嫌だった。

遡ること30分前__

私たちはお互い知らないまま、いろんな話をした。あの人は初対面なのに私の話がそれてもうんうんと聞いてくれて話やすかった。
なんでだろう、とても懐かしい気持ちになった。

まふ「幼馴染みとの思い出とかって覚えてるんですか？」

『ううん、覚えてないんです…
そこだけ欠けたように断片的にしか思い出せなくて…でも、とても優しくて8歳年上でも大好きな幼馴染みだったことは覚えてます。』
一生懸命答えた。

まふ「なんだか微笑ましいですね〜
家族ぐるみでなかがよかったんですか？」

『はい、母同士が仲良くとてもいい関係でした。』

まふ「なるほど」

ここまではよかった。でも次の言葉で爆弾が落とされた。

まふ「今もお母様はお元気で？」

そして今に至る。

去年母が亡くなって親戚と母はいい関係ではなかったから唯一無二の家族だった母がいなくなってすごく泣いた。
それなのに…。

6→←4

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す