歳の差の壁。【まふまふ】

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まふside

今、隣にはAがいる_

黒い髪と華奢な肩。
Aだけで全部心が満たされてるような気分。
この気持ちはなんだろう…?

まふ「あの、さ、Aって16歳だよね？」
ふと思ったことがあって訪ねてみる。

『うん、そうだよ〜』

柔らかい声で答えるA。

まふ「学校、いってるの…？」

『うん、行ってるよ〜』

Aは一瞬暗い顔になったようにみえたけど、すぐ笑顔で答えてくれた。

まふ「そっかぁ、偉いね。よしよし」
僕はそう言ってAの頭を撫でた。

『うん!』

僕は高校にあまり行かなかったから。

まふ「ところで家とかどうしてるの？」

暗い気持ちを払うように別の話に変えた。お母さんの話にはあまり触れないように_慎重に。

『独り暮らしだよ笑』
Aは作り笑いを顔に張り付けて言った。どうしたら寂しさを埋めてあげられるかな？

頭をフル回転させて出した答えは一つ

まふ「よければ、僕の家においで？」

『いいの…？』

まふ「もちろん!」

Aは意を決したようで。

『…!いく。』
Aの表情が少し明るくなったような気がして安心した。







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