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とうとう直哉は高専入学の日を迎えた
直哉(はぁ、めんど〜。人多いし、空気悪いし最悪や)
直哉は東京駅の人混みの中で肩を落としていた
そんな直哉にある声がかかる
「ねぇねぇ、君〜1人?」
何や?と思いそこに顔を向けると明らかにチャラそうで頭の悪そうな男がいた
「オネェさんその着物?超似合ってんじゃーん」
直哉の今の格好は東京、というより今はほとんど見ない書生服でかなり目立つ
それに加えて直哉は見た目がかなり良かった
キラキラの金色の綺麗な髪に、白魚のように透き通る綺麗な白い肌に、大きな猫目、スッと通った鼻筋に、薄く色づく唇そして、長い睫毛の奥に輝く黄金色の宝石眼
金髪に書生服と、いかにもアンバランスなのにそれが似合ってしまっている直哉を通りすぎる人は見て、感嘆の息を漏らす「まるで人形のようだ」と
直哉は実家から呪霊討伐以外であまり出たことがなかった。学校にも通っておらず、勉強は家庭教師につけてもらっていた。
御三家の会合にも滅多に出なく、出たとしてもすぐに帰る為、こんなにも多くの人混みの中は勿論、多くの視線に嫌気がさしていた
そしてなにより
直哉「あぁ?誰がオネェさんやねん 男やボケ。殺すで」
女に間違えられた(正確には当たってる)のが気に食わなかった
しかし、仕方がない。直哉はいくら男として過ごしても、その中性的な美しさから度々女性に間違えられていた
直哉のそのドスの効いた殺気混じりの声に男は、「ヒェ」と何とも情けない声をあげて逃げて行った
その様子を見ていた他の通行人は
(えー、あんなに綺麗なのに口悪っ!てか男かよ)
そう思っていた。
直哉はイライラを隠さず、また携帯に視線を落とす
直哉のそのあまりにも機嫌の悪い雰囲気にもう、声をかける勇者はあらわれなかった。
美人の怒った顔はかなり怖い
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ウジン(プロフ) - コノハさん» ありがとうございます!頑張ります!! (2021年3月24日 10時) (レス) id: f3dee7ce1e (このIDを非表示/違反報告)
ウジン(プロフ) - 夜さん» そうなんです!!別の小説でも宝石眼設定してて!ほんと好きなんです!ある姫 アーティ可愛いですよね^ ^ (2021年3月24日 0時) (レス) id: f3dee7ce1e (このIDを非表示/違反報告)
夜 - 宝石眼ってある姫(省略)のですか? (2021年3月23日 23時) (レス) id: ab019124cf (このIDを非表示/違反報告)
コノハ - すっごい面白いです!夢主居ない小説珍しくて新鮮でした!これからも頑張ってください(*´ω`) (2021年3月22日 18時) (レス) id: 54f7813685 (このIDを非表示/違反報告)
たまごさん(プロフ) - 面白いのでもっと伸びてほしいです…。直哉くんなかなかにいい性格しててすごい好きなので、こういう作品待ってました!!作ってくださりありがとうございます!!!更新はご自身のペースで頑張ってください! (2021年3月20日 1時) (レス) id: e48596db7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ウジン | 作成日時:2021年3月19日 20時