【呪術廻戦】クズ？知っとる笑 【禪院直哉】

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直の術式判明から数年が経った


直はあれから教育係の指導のもと、術式を鍛えていた


直はメキメキとその頭角を現した
大人をも凌ぐ呪力量、そして類稀なる術式センス

直はまだ10歳ながらに直毘人に追いつかんばかりに術式を完璧に扱っていた
今や禪院家で直に勝てるのは直毘人の他にほんの数名しかいなかった

直のその天才ぶりに禪院家の人々は驚き、そして妬んだ

蔑んでいたはずの女が、自分よりも遥かに年下の者が今や禪院で1.2を争うくらいに強い
圧倒的な術式と才能を生まれ持った女




そして自身の11の誕生日の日に直はある決断をする


直毘人「お前に縁談だ。相手は分家でお前と歳が近い奴だ。術式はそうでもないが、呪力はまあまあだ、相伝の術式を残す可能性はまだあるだろう」


まだ直は11歳になったばかりだというのに、父親である直毘人は直に縁談を持ってきた。

しかし、呪術界ではそれが当たり前、ましてや御三家とあろう事なら生まれたばかりにでも許嫁を付けられることも珍しくない

直「・・・。」

直毘人「悔しいか？お前が男であったのなら、当主になれたかも知らんのにな。女に生まれた自分を呪え」



直はそう言って笑う自分の父親 直毘人を殺さんばかりの目で見つめている


直毘人(やはり、このガキいい目で睨みやがるククク、本当にこれで男だったなら、、、)


直毘人「話は終わりだ、出て行け」

直毘人がもう話はないとそう言って手に持っていた酒を煽る
すると部屋に入ってから一言も喋っていなかった直が口を開いた


直「いやや。」

直毘人「なに？」

直は相変わらずこちらに鋭い黄色い宝石眼を向けて睨みつけている


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