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夏油も、五条も直哉の強さに呆気に取られていた
もちろん、直哉が弱いと思っていたわけではない。むしろそこら辺の術師よりは強いだろうと思っていた。
しかし、まさかここまで強いとは思っていなかった
直哉は自分たちに比べて身長も低く、身体だって細く、軽い。誰がみても圧倒的に夏油や五条が勝つと思うだろう
だが現状、地面に伏せたのは夏油達だ。
五条「お前、ふざけんなよ!んで勝てねーんだ」
直哉「それは悟君が弱いからちゃう?強くてごめんちゃい♡」
五条「まじで、泣かす」
五条はそう言ってまた直哉に飛びかかるが呆気なくかわされ、また投げられ地面に戻る
夏油「合気か」
直哉「せーかい オレ自分で他のやつと比べて力無いことも、よう分かってんのや。せやけど合気なら相手の力利用して勝てる」
夏油「それにしても、体術がずば抜けてる。一体どんな修業してたんだい?」
夏油の問いに直哉は顔を歪める
直哉「あー……オレの親戚に体術教えてくれとった奴がおんねん」
五条「んじゃあ、そいつお前より強いのか?」
直哉「まぁ…体術だけやけどな。それ以外やったら唯の猿や猿」
直哉は心底嫌そうな顔で話す
夏油(直哉はその人のことが嫌いなのかな?)
直哉は「思い出たら気分悪なった」といって木陰に涼みに行った
夜蛾「次、傑vs悟だ 位置につけ」
夜蛾がそう言って五条と夏油の組手が始まる
.
直哉「ふぅ」
直哉は座りながら木にもたれかかり涼んでいた
直哉(あぁ、嫌な奴のこと思い出してもうた)
直哉の頭に口の端に傷があり、いつも殴りかかっては思いっきり投げられた自分のことをニヤニヤと見下し、頭をかき混ぜるあのムカつくほど大きな手を思い出し、げんなりする
直哉が顔にタオルをかけ、下を向く
「よぉ、なーに項垂れてんだ嬢ちゃん」
声の主は直哉の頭に手を置き乱暴に撫で回す
直哉は聞き覚えのありすぎるその声と、頭を掻き回す大きな手に驚きすぐに上を向く
そこには先ほどまで思い浮かべていたムカつく顔があった
直哉「甚、爾…君」
甚爾「久しぶりだな嬢ちゃん 高校生活はどうよ」
久しぶりに見たその顔はやっぱりニヤニヤしていて直哉を見下している
直哉の機嫌がまた一気に下がった
直哉(最っ悪や、最悪にも程があるやろ)
直哉は大きな溜息を吐いた
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ウジン(プロフ) - コノハさん» ありがとうございます!頑張ります!! (2021年3月24日 10時) (レス) id: f3dee7ce1e (このIDを非表示/違反報告)
ウジン(プロフ) - 夜さん» そうなんです!!別の小説でも宝石眼設定してて!ほんと好きなんです!ある姫 アーティ可愛いですよね^ ^ (2021年3月24日 0時) (レス) id: f3dee7ce1e (このIDを非表示/違反報告)
夜 - 宝石眼ってある姫(省略)のですか? (2021年3月23日 23時) (レス) id: ab019124cf (このIDを非表示/違反報告)
コノハ - すっごい面白いです!夢主居ない小説珍しくて新鮮でした!これからも頑張ってください(*´ω`) (2021年3月22日 18時) (レス) id: 54f7813685 (このIDを非表示/違反報告)
たまごさん(プロフ) - 面白いのでもっと伸びてほしいです…。直哉くんなかなかにいい性格しててすごい好きなので、こういう作品待ってました!!作ってくださりありがとうございます!!!更新はご自身のペースで頑張ってください! (2021年3月20日 1時) (レス) id: e48596db7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ウジン | 作成日時:2021年3月19日 20時