33話 ページ34
イルカは今日くる別途で卒業試験をクリアし、今日から新人と合流する予定の子を待っていた。
待ち合わせの予定時間から7分ほどオーバーしている。
探しに行こうかと、先を立ったところで
棘「高菜ぁ!」
といい職員室に入ってきた子を見る。
腰まである長く銀色の髪に、サングラス、口元は襟で隠されている。そして意味のわからないおにぎりの具で登場した少女。
手に持っている資料には名前と外見、おにぎりの具しか喋らないとしか書かれていない、資料と読んで良いのかわからないツッコミどころが多すぎる紙を見て溜息吐く。
最初は意味がわからなかったが、ものの数秒で分かった。
間違いなくこの子が別途卒業の子だ。
入ってきた子は「ツナツナー」と言いながら手を前に持ってきている。
一応謝っているつもりのようだ。
イルカ「君が狗巻棘か?」
棘「しゃけ!」
そう言って棘はペコリと頭を下げる。よろしくと言うことのようだ。
先程の資料には一応と言うように肯定がしゃけ、否定がおかか。その他は雰囲気で頑張れとしか書いていない。怒りが湧いた。
イルカ(この子が"あの"狗巻家の子か。事件のことが引っかかったが、まぁ元気そうで良かった。)
イルカ「んじゃ、今から教室に行って今年卒業した新米忍者の皆んなに自己紹介したあとに、班分けを行う。じゃあ、教室に行くよ」
棘「しゃけ!」
そう言って棘はイルカの後ろをついて行く。
暫くして、ある教室の前にたどり着いた。イルカは棘に「呼んだら入ってくるように」と言い残し先に教室へ入っていった。
棘は呼ばれるのを今か今かとドキドキしながら待っていた。
(緊張する。友達できるかな?優しい人たちだったらいいな。)
そう考えているうちに名前が呼ばれる。
ドアを開けるそこには自分と同じくらいの沢山の忍者の卵達がいた。
棘「いくらぁ!」
そう言って入ってきた棘に教室にいたみんなは目を丸くする。
イルカ「さっきも紹介したように、別途で卒業試験を受けて合格した狗巻棘だ。今日から合流してもらう。仲良くするように!」
そう言って簡単に棘の紹介をし空いてる席に棘を座らせた。
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作者名:ウジン | 作成日時:2021年2月27日 15時