premium blue 9 ページ42
『ただ・・・いま。』
店長『おかえりー♪』
章大『こんにちは。』
『・・・あの！』
Aちゃんが、置いてあった亀さんを手に取り、
『これ、どうぞ。』
俺に押し付けるように渡してきた。
章大『え？』
『二つ一緒にしてあげて下さい。』
章大『何で？』
『良いことがありますように。だから、どうぞ。』
そう言うと、頭を下げて店の奥に入ってった。
店長『やっぱりね！』
全てをお見通しみたいな店長が、
店長『あたしね、章ちゃんのこと凄く気に入ってるし好きなのよ！でもね、それ以上にAが大事だし可愛いの！』
俺の目の前に立ち、俺を見下ろす店長。
店長『Aにハッキリ言ってやって！好きな女がいるとか彼女がいるとか！じゃないとね、いつまでたっても引きずんのよ！』
章大『え？いや・・・』
店長『ちゃんと言ってやったら、諦めもつくし、次に進めんの！ちょっと来て！』
俺の手よりおっきい店長の手が俺の手首を掴んで引っ張って連れてこられたとこは…
スタッフルームって書いたドアの前。
店長『中途半端な卑怯なことはなしよ！いいわね！』
俺に言い聞かせるように言うと、ドアをノックして、
店長『A？あたし、入るわよー』
『龍ちゃん？』
小声で店長に、入りなさい！言われて、ドアを開けて中に入ったら、
『龍ちゃんごめん(涙)顔見せれないや(涙)』
背中を向けて立つ彼女は、入ってきたのは店長やと勘違いしてた。
『龍ちゃん、亀さんあげちゃってごめん(涙)この店で一番に買ったやつだったのに(涙)あげちゃったからかな、良いことなくなったの(涙)でもね、あたしのかわりに安田さんに良いことあるならそれでいいかなって(涙)好きな人が幸せになるんだもんね(涙)』
…
『でも、すぐには諦めれないよ(涙)だって、まだ安田さんのこと大好きだもん(涙)』
…
思わず…
章大『Aちゃん？』
名前を呼んでた。
『え(涙)？』
びっくりして振り返った彼女を…
抱き締めずにはおられへんかった…
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∞MAHO∞(プロフ) - NobuYouさん» コメントありがとうございます。あたしにもプレミアムフライデーないので、こういうの憧れだなと思いながら書きました（笑）しかも、大好きな彼等がお相手とか最高ですし。最近、なかなか書けなかったので、コメント頂けて凄く嬉しかったです。頑張ります！ (2017年8月30日 8時) (
レス) id: 6ce5ba563b (このIDを非表示/違反報告)
NobuYou(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます。プレミアムフライデーなんてうちの会社には無縁なので、普通に仕事してる時にこんなに素敵な時間を過ごしている人達がいるのかなと思うと羨ましいです。月末の金曜日はせめて普段より早く帰りたいな。でも、月末…泣 (2017年8月29日 12時) (レス) id: beff6a0c0a (このIDを非表示/違反報告)
∞MAHO∞(プロフ) - 千春さん» おはようございます♪コメントと一気読みありがとうございます♪あたしは凄くないですよ！凄いのは千春さん！ちなみに、緑さんの話が浮かんで、書いてみようかなと思ったんですよ（笑）書くたびに、ハードルが上がってる気がしてるんですが、頑張ります（笑） (2017年2月28日 8時) (レス) id: 6ce5ba563b (このIDを非表示/違反報告)
千春(プロフ) - おはようございます！こんな時間に目を覚まして一気読みさせて頂きました(笑)特に緑さん(個人的ですみません(笑))最高です！朝っぱらからドキドキです！！途中切なくなったりして短編なのに気持ちが上がったり下がったり、MAHOさん、すっごいです！！ (2017年2月28日 5時) (レス) id: 3e375c06ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞MAHO∞
| 作成日時：2017年2月21日 19時
